日経新聞で、建築家の磯崎新が 私の履歴書を
連載している。
学生時代、東大駒場寮で、連日、芸術論を戦
わせていた。
磯崎氏も議論に割って入り、瀧口修造の「近
代芸術」で読んだ内容を話したとき、「お前
生意気だな」と鋭い視線を投げかけたのが、
安部公房だったというくだりが、
ちょっと印象に残った。
作家、詩人、評論家らがジャンルを超えて
集結した時代だ。
シュールや抽象芸術のさなかで、アバンギャルド
を精力的に紹介していた瀧口と、岡本太郎が
前衛運動に身を投じていた頃だ。
富山市出身の瀧口の研究はまだまだこれからだ。