垂直的人間物を書いていて 思考が行き詰ると、いつも 次の詩句が出てくる。 言葉のない世界を発見するのだ 言葉を使って 真昼の球体を 正午の詩を おれは垂直的人間 おれは水平的人間にとどまるわけにはいかない (田村隆一「言葉のない世界」)