NHKでミレーの絵を特集していた。
赤外線カメラで落穂拾いなどを解析。赤や青や緑など鮮やかな色の重ね塗りで、最終的には茶色くなったことに興味がそそられた。
また、聖母像ではマリア様の顔が素朴すぎて、バチカン法王庁に拒否されたという。
農民をモデルにしたと思われるが、自然を敬い、信仰心のあついミレーの気質が感じられて、とても惹き付けられるし神聖に見える。赤外線カメラでは迷いもなく一気に書き上げたことがわかった。
顔だちは東洋的でもあるのだが、法王庁としては、信仰上からも既成のノーブルなお顔のマリア様以外は認めたくなかったのだろう。
人間の内面を描こうとしたミレーの美意識がよく伝わってきた。