米国アカデミー賞外国語映画賞受賞の快挙を喜びたい。
この映画には、少なくとも3人の富山県人が関わっていることも特筆すべきことだろう。
滝田洋二郎監督は、高岡市(旧福岡町)出身で、喪主役の俳優の山田辰夫さんは射水市出身だ。
二人は、高岡商業高校時代、3年間同じクラスで過ごしたのも強い縁を感じる。
そして、本ブログでも何度か触れたが、映画づくりの大きなきっかけになった本が、富山市出身の青木新門さんの「納棺夫日記」だ。
俳優の本木雅弘さんにも強い影響を与えた。
さて、映画の英語のタイトルが、Departures。
まもなく新たな旅立ちの季節がやってくるが、旅立ちは学校や空港や職場だけにあるのではない。
舞台は、日常にさりげなく存在しているのだ。
私たちはそれと気づかず生きているだけで。
一日一日を、瞬間瞬間をただ自分らしく、一生懸命に生きる。
人と人の間をつなぐもの。今まさにある時間や空間。そこに降り注ぐ光。縁や出会いや苦労への感謝。
当たり前のことが、なかなかできない。
めに見えるきっかけがないと動けないし、意外に大きなエネルギーもいる。
けれど、俯いてばかりいないで、少しでもよいから、背筋をピンと伸ばして歩きたいものだと思う。