滝田洋二郎監督(高岡市出身)の映画「おくりびと」が
日本アカデミー賞の10冠を果たした。
昨日から富山県内の映画館で再上映が始まり、
大勢のファンが詰めかけている。
「家族のきずなを考えさせられた」と称賛の声も多く、
米アカデミー賞受賞の期待も高い。
この「おくりびと」に影響を与えたのは、
富山市の作家、青木新門氏の「納棺夫日記」だ。
以前、地元の出版社から出たものが話題になり、
文春文庫から改めて発刊されたものだ。
俳優本木雅弘が、本書を読んで感銘を受け、
自ら映画を発案し主演を務めたというエピソード
がある。
早稲田出身の青木氏は、葬祭会社の役員だが
まさに、おくりびとの仕事に長年携わってこられた。
氏は詩人でもあることからときどきお会いする。
とても長身で、一見クールだが、仏教的な
慈愛に包まれている。
人間は生かされている存在であることは、
頭でわかってもなかなか実感できないものだ。
氏の本を読むと自然に
命の大切さや生への感謝の念が伝わってくる。