ぼくらの地球 (11月19日)
今から90年前の1918(大正7)年に鈴木八重吉は、児童雑誌「赤い鳥」を創刊した。芥川龍之介や北原白秋などが賛同し、その後、西條八十の詩に成田為三が曲を付け童謡が誕生した。
いわゆる赤い鳥運動の始まりである。
人々はこれまでの難解な有節形式の唱歌とは異なる音楽に衝撃を受けた。
先般、とやま県童謡コンクールが開催され、子供の作詞作曲部門の最優秀賞に芝園小学校六年の森文乃(ゆきの)さんの「ぼくらの地球」が選ばれた。
「青く輝く この星 ぼくらの地球
大地に広がる 緑 地球の宝 宇宙で一番 美しい星」
メロディーも素晴らしく、美しい旋律に耳を澄ますと、森さんの思いと宇宙のイメージが無限に広がっていくように感じられた。これはもはや童謡の域を超えて大人の歌だと思った。
詩歌が言葉で宇宙を旅するように、宇宙飛行士の山崎直子さんが、9年間の訓練を経て、スペースシャトルで宇宙へ向かうことになった。
アメリカやロシアなどでのサバイバル訓練を経て夢を実現されたことに拍手を送りたい。
2010年、森さんが歌った美しい地球の映像が宇宙から送られてくることを願いたい。
赤い鳥運動ならぬ青い地球運動が、宇宙船地球号の乗員である私たち一人ひとりの心の内に広がることを祈って。