遺された人 | アンチニート

遺された人

昨日夜10時過ぎ
彼のおじいちゃんが亡くなった
今まで痴呆症で急にここ一ヶ月くらいで癌などが発祥して何回も危篤状態になった
でも何回も回復して凄い生命力の持ち主のおじいちゃんだった


昨日久しぶりに彼が休みで一緒に近所に出た
彼がフォーマルスーツ買いに行きたいと急に言い出した
おじいちゃんがそんな感じだから買わないと。とは思っていたけど彼が珍しく自分から言い出した

高円寺にはないから荻窪まで行った

彼は必死で探してた
いつもなら沢山有る物を見ると、うーんまたで良いかーと言い出すのに
時間も時間なのにいつもと違くタダ必死で探してた

裾上げを頼んだら二日掛かると言われて、急なので!とそこまで深い意味はなく伝えたら繰り上げてくれて一時間後で。と。
今思えば繋がってたんだな
おじいちゃん待っててくれたのかな
何て勝手に良い解釈してしまうほどタイミングが良かった


彼は今日の朝一で帰った
作り笑顔でいってくるね。と言って
痛いほど分かってしまう
明るく振る舞って、仕事関係の人に電話して、でも電話してる手が震えてた
煙草を持つ手が震えてた


何も言えない自分が嫌になる
何もしてあげられない自分に腹立つ


彼の生まれてから今までの人生の中であたしはほんのちょっとしか欄がないんだろうな
そんなコト考えしまうほど暇と寂しい気持ちが乱作してる