「愛して」と くちびるから漏れた途端に
もう ただの愚かな女になってしまうと知っていても
怖れないで 愛していると声にできるような女になれたら


幾度も幾度も 虚しい自尊ゆえに
その言葉を飲み込んで生きてしまったから

私の愛は 自傷のような退紅色のケロイド痕を持つ


あなたに出逢ってしまったことは
自分の激しさを認めるため以外の何ものでもなく

自分を恐れつつ 跪き天を仰ぐ私の幻影


愛していると声にしたい衝動に抗しながら
敗北と勝利の意味を探る
迷いの夢の中で

問うのは 愛の何であるか



photo  蘆花


『 I LOVE YOU 』 by Joanna
http://www.youtube.com/watch?v=_z7dmvnF82k

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