「お値段がですね…6000万円です。」
その瞬間、私はその業者に見切りをつけた。
皆さんはモノを購入するとき、予算を決めていることでしょう。
当然私たちも例にもれず、私の好きなカシューナッツぐらいの脳みそと
見えそうで見えない仕事の合間を縫って、まるで国会で議論しているかの如く、予算を話し合い決めていた。
その予算を、東京スカイツリーよりもはるか上を軽々と超えていくA社であった。
「あっ…ここの展示場は、展示場なのでかなり広いほうで、ご予算は…?」
これは今となっては昔のことで正確に言われた内容は覚えてないが
話しかけられた内容はごく普通である。しかし、会話の流れやニュアンスが素敵である。
当時の記憶を遡れば
「お前たちみたいな若造は、こんな広い家は買えないよ」
と遠回しに言われたことを今でも覚えている。
予算も何も伝えていない。あって2~3言交わした間柄の相手にである。
そんなB社は、人が見に来ている様子を見たことはない。
まるで顧客のニーズが見えていない営業童貞のC社
初めて展示場を訪れたとき、2~3言交わした後アンケートを書いていると、職業欄を見て
「〇〇〇〇ならローン組めますよ!」とウキウキで話しかけてくる。
初対面で2~3言しか交わしていないのに失礼千万である。
そのガッツキ加減は、まるで裸の女性を目の前にした童貞そのものである。
最終的に選んだのはD社であった。
ただ普通に要望を聞いて、ただ普通に対応していただけである。
いたって普通の営業が、私たち夫婦にとってはとても誠実に見え紳士であった。
強いていうのであれば…最初に電話営業してくれた〇〇くん。
展示場では見事先輩がしゃしゃり出て見事に担当が変わってしまった。
最後にこの言葉を記述して終わりとしよう。
起きた事象はすべからく事実だが
本文章に登場する会社名や人物名は実際の会社名と
何ら関係のない文字・記号で表し一切関係はない。
とどのつまり、私たちは「何ができる」よりも
「営業マン」で業者を選んだ。