全日空の飛行機に乗った際、みなさん一度は目にした事があると思います。
座席の前ポケットに入っている機内誌「翼の王国」。
その表紙の絵を手がけていた堀越千秋さんの追悼展に週末行ってきました。(上の写真の作品は堀越千秋さん最期の回)
堀越さんは去年10月、多臓器不全のため67歳という若さで亡くなりましたが、スペインと埼玉を行き来しながらアーティストとして幅広い活動を続けて来られました。
堀越さんとの出会いは、NHKのジャズコーナーの番組でゲストとしてお迎えした4年前です。
(↓2013年12月ラジオ出演時。真ん中が堀越千秋さん)
画家とジャズにどんな関係があるの?そう思われる方もいらっしゃるかもしれません。
実は、堀越さん、日本最大級のジャズイベント、横浜ジャズプロムナードに毎年出演されていました。
毎年イベント最終日、関内大ホールでトリを飾っているピアニスト板橋文夫さんのステージに登場し、演奏中に、ステージ上の大きな布(縦10メートル×横6メートル)に画を描くアートパフォーマンスを披露していました。
生前「芸術に境はない」とおっしゃっていた堀越さん、
音楽と絵画の融合は大迫力で毎回お客さんを楽しませていました。
スペインで多くの時間を過ごしてきた堀越さんはフラメンコに惹かれ、関連の作品も多く残していますが、ご自身もまたカンタオール(フラメンコの男性の歌い手)でした。
(↑画廊香月さんの原画展より)番組で生歌を披露していただいたのは貴重な思い出です。
ある時は航空会社の機内誌の表紙を描く画家として、
またある時は軽妙な文章で人気のエッセイストとして大活躍
![鉛筆](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/519.png)
さらに陶芸家として埼玉県に窯を持ち、個展も開いていました。