20世紀末から21世紀にかけて『フィリピン・パブ』という、フィリピン人女性が働く空間があった。彼女達は『興行資格』という最長半年のVISAで入国をし、一間に複数詰め込まれ、その部屋とお店を行ったりきたりしながら生息していた。
日本人からはPina(フィリピーナの略称)、フィリピンではジャパユキなどと呼ばれ、性的蔑視さえ少なからず受けていた。
しかし、これを軽視して深く関わると、日本社会からは疎外された世界に引きずり込まれるのであった。
この世界に嵌った者達は、これを一つの文化だとも言った。
アメリカの圧力で、2005年の年末以降、一斉に姿を消すが・・
Pinaと呼ばれる女性達は不死身であった。
この物語は、バブル景気到来以降の浮世離れした、この世界での情事を書き綴ったものである。