ちまたでは、正月ムードも抜け今年開催される「サッカー・ワールドカップ」の経済効果を期待した報道がうるさいほど流れている。
本来、無髄のサッカー好きであれば、韓国まで行って観戦するところなのだが、私の頭の中には「サッカー」の「サ」の字もない。
結局「大丈夫!大丈夫(^Q^)/」と言っていたにも関わらず、PPに入店するとスタッフは何も聞かずに案内するようになっていた。
そして、周囲のタレントにも「クヤァー。オハヨウ(^Q^)/ 」と挨拶される始末。
そう、私はこの店の常連客と化してしまったのだ。(;^_^V

快晴の続く東京で、この数週間ジーナと毎日のように会った。外でも店内でも。
今月は聖バレンタイン・デーもあったので、お察しの通り仕事は午前中で切り上げて、午後からは、ほとんどジーナと一緒なのである。
通常のラブ・ストーリーであるならば「聖バレンタインデー」は、かっこうの話題なのだが、お店のイベントは大々的に行われたものの、彼女達キリスト教徒と私のような無宗教徒(墓は仏教)では、ただ一緒に時を過ごしただけで、書き記すエピソードもなかったので割愛します。

★そもそもバレンタインに女性がチョコをエサで告白するのは、日本のチョコレート会社の陰謀である。世界的には男女が花やお菓子などを贈り合ったり、デートするのがクリスチャンの世界ではスタンダードなのだそうだ。
起源は、1700年以上も前にバレンチノ(英語読みでバレンタイン)教司祭が、結婚禁止令を破って若者達に結婚式を行っていたのがバレて処刑された日が由来らしい。
★フィリピンの街ではバレンタイン一色になっていて、映画館や夜のクラブなどデートコースは大渋滞。
これを当て込んでるライブハウスなどは、ちょっとした芸能人を呼んでプラチナチケットを販売し販促に専念する月だそうだ。

バレンタインも終わり日に日にPPも暇になってきたある日、浅輪先輩と同伴した。
同伴で客と一緒に入ったタレントが、着替えて席に着くまでの間、早い時間からスタンバイしていた同伴のないタレント達がヘルプとして席につく。
最近、入りびたりの私に、そろそろタレント達がチェックを入れてくる頃である。
ここ気を抜いて、近づいてきた他のタレントに気を許して、何でもかんでも正直に答えていると、その後大変な事になってゆくのだ。
どこの世界も女だけの世界は厳しいものである。特にJapayuki’s Worldには「チースミース
という口軽女や、色々な意味での「泥棒」が多い。
短的に言えば「隙あらば・・・」の世界なのである。

★彼女達の得意技の一つとして、狙った客の耳元で「そっと他人の秘密」を囁く。すると、その客は「俺、信用されてるな。」とか「このババエ、俺に気を許してる?」または「こいつ!俺に惚れてる?」などと勘違いする客が多い。
そして、ババエを落とそうと攻め込めば、結果は返り討ちになるのが関の山なのだ。

ここで万一、私が「そうだよ。でも皆には内緒ね!」なんて惚気たら、来月からさっき積算した「魔の同伴~ラストの年中無休出勤」をするはめになる。
なぜか?って、そう(^Q^)/このババエが先ほどの技でジーナの客に揺すぶりをかける。そして、この店のババエ達が耳にすると性格の悪いタレント達が1人・・・・・2人・・・・・と、彼女の客を略奪してゆくのだ。油断も隙もあったものじゃないのが実情だ。
ゆえに!常連客をなくした彼女は私に縋って泣き (;_;) 私は、それをなだめる様にして毎日、同伴から寄り添いPPに大枚を払う。
気がつくと、無人君に走り、借金はパンパン、毎食¥50~60のハンバーガー1個を水で流し込み。ファミレスのドリンク・バーも注文できなくなり、借金ばかりでお腹が膨らむ。
最終的に、タレントが帰国しても残るのは借金だけ。
そんな事を回想しながら、ヘルプのタレントと差し障りのない会話をしていると、ジーナが席に来た。

『クヤー アリガトウ』
握手をしてヘルプが去る。
すかさずジーナに
『タノシソウネ。ナンノ ハナシ?』
『なんでもないよ!ただのジョークだから。
アコはベテランでしょ。(先ほどの回想を端的に話す)わかってるから。』
すると返答は、ジーナであればもっともな答えが返ってきた。
『ハニーダイジョブヨォ。アコハ ソンナニ ヨワクナイカラ(^_-)』
やっぱりジーナは、店内だと頼もしく見える。なんでだろう(・・?)
『そうだよなぁ。ジーナはベテランだから』
『ハニー ソノ イミ ジャナイデス。
レベル ノ モンダイ ナノ。
アコ ソンナニ オバカ ニ ミエル?』
『ははははは。。。もうこの辺にしましょう。』
殺気を感じたので会話を無理やり打ち斬った!(;^_^A

しばらく、浅輪先輩とジャレながら騒いだ。
『ハニー ソロソロ ウタッテ クダサイ』
『活(イ)きますか!浅輪ちゃん!?』
とカラオケ本を捲る。
まずは、先輩に華を持たせてお得意の何曲かを入れる。
先輩は四捨五入もすれば五十路なのだが、選曲は私より若い。
お決まりのイエモンから流してラルカン~セックス・マシンガン’ズ。そして憧れの山下達郎へと移行して矢沢に落ちる。これを「浅輪ちゃんの歌ステ5世代活用」という。
席についてもすごい!酒を一滴も飲まないのに座った瞬間からババエとヤクァップ(抱擁)し合えるのだ。
されるババエも先輩が乳揉みしても、いやらしく感じないと口々に言う。
ここで先輩の格言!
『でも、みんなはマネすんなよ!簡単そうに見えて「モモ擦り三年!ケツ8年!」ってな(^^)v』
なんのこっちゃ(・・?)

今日は、いつになく暇な日だ。
すると先輩が言う。
『タク。給料日前に加えて、木曜日だから今日は暇だなぁ。よ~し、客もいない事だしバ
ンバン歌うか!』
同伴客は我ら2人を除いて、たったの3人。この店にしては本当に暇なスタートである。
結構、歌った。時間を見ると23時。
まだ客はまばらで、ジーナもルビーも、客は私達だけだ。珍しい。
私がトイレに立つと、後から先輩も入ってきた。
『おいタク。お前、今日カード持ってるか?』
『カードって、クレジット・カード?』
『そう。』
『持ってるけど、何で?・・・・・・あっ!わかった必殺!貸切?』
『違うよ!こんな大箱、貸切にしたらいくらあっても足りやしない。
とりあえず同伴~ラストで、タイマー場内してドンチャン騒ぎしようか?
金は明日、清算するから。』
この先輩は、根っからの遊び人。人と変った事が大好きで、金の有意義な使い方にはうるさい人である。
およそ考えはわかっている。
タレントの特性として、印象に強いものが残像としていつまでも残る。要するに今日のような超暇な日は、店長をはじめスタッフは神経が尖ってる。
入店してから、ウェイティングのババエに嫌味や恫喝をして客に電話をさせている。
それにも拘らず暇なのである。
また、先輩はこう見えても、とても人情派で情けに弱い。ウェイティングで畏縮している日本語も覚束無いファースト・タイマー(初来日のタレント)が、かわいそうでしかたがないのである。
『あいつら飯食ったのか?毎日、客もいなきゃなぁ。』
すると次の瞬間、スタッフがウェイティングに近づきFT目掛けて¥10玉を投げつけた。
聞き耳を立てれば、この¥10玉で客に電話をかけ捲れ!というような事を言っている。
この店は都内でも有数なタレントには厳しいPPで、働かざるもの食うべからず!と言わんばかりに毎週の指名バックで食事は全て自腹。
おまけに、タレントのバハイは他に例を見ないくらいの狭小スペースに多数をぶち込み、キッチンやトイレの不衛生さも他に例を見ないほどだそうだ。(タレント情報。)
FT達にはやせた娘が多いが、売春まがいな事をして連日客を引くババエ達は対照的にバブイ(太っている)。PP業界では定説の焼肉強食(客が多ければ毎日「焼肉」が食え、強いものだけが生き残るという意味)が一目瞭然な店である。
『本当にひでぇなぁ( ̄~ ̄)ξ 見たかぁタク。 』
先輩いわく、このような時に「金」を使えば「金も本望」なのだそうだ。
相乗効果で自分のお気にのルビーにも好印象。
この人は、吉原あたり行けば一晩で¥5万も、いや¥10万も使ってしまうのだから、この日の費用対効果としては、こんなに効果的な使い方はないのである。
私もジーナの気を引くには、持って来いo(^-^)oだった。

『なぁルビー。あの一番小柄で痩せてるタレントはFTか?
今、部長に¥10玉ぶつけられた真ん中のババエ。。。』
『アソコノ 8ニンハ FTノ タレント。
シャー(彼女は)ハ アヤ ヨ。』
『おい。タク!さっきのいくか!』
『いいっすよ。』
商談成立(^^)v
店内のタレント42名中、FT(ファーストタイマー)は8名。ジーナとルビーの2人を合わせて10名。

★おっと!(^o^;ここで忘れちゃいけないのが「アテ(姉さん)」である。
ジーナが日頃面倒見てもらっているアテ:サラと、この店を牛耳っている春日アテのカレンをしっかり場内指名して、本日のジーナ株はストップ高である。
これで今後、アテ達とジーナのギブ&テイクが成立する事になる。

さぁ、ここから我々のテーブルでドンチャン騒ぎ。(^.^)b
ライブハウス状態のオンステージが始まるのだ。
(*画像と内容の関係はございません。)