まずは私の政治スタンスを書いておきます。


1 小泉は靖国に参拝するべきではないと思う。

2 憲法9条は守るべき。

3 自由と民主主義はこの上なく大切。


一言で言うと、リベラルということです。


「自分探し」というのは、現代に生きている人間にとっては誰もが考えることです。35歳にもなると、甘酸っぱい青春の記憶を呼び覚ますものであったりします。恋をしたり、友人と酒を酌み交わしたり、本をよんだりして、自分とはなにか?ということについて考えるわけです。


しかし、この「自分探し」の問題には答えがあるのです。自分が自分を認識するありようというのは、決して絶対的なものではなく、その時代その時代の社会のありようで決定されると思うのです。現代の資本主義世界において、「自分探し」の問題に対する答えは、


(がっかりするような答えで申し訳ないのですが)


その人が、保守かリベラルかのどちらを選択するか? ということなのです。政治的スタンスに帰着するのです。


夢を追いかける若者が、ついにその夢を実現したとしても、その人に政治的スタンスがなければ、その若者はひとかどのものになった後でさえ、自分が何者かというのは分からないはずですよ。

人を判断するときの簡単な方法として、その人の政治スタンスを知るということがあります。保守かリベラルか、そして何者でもないか、です。何者でもない、という人は、結局自分の中に首尾一貫したものがもてなく、その場その場の情勢に流されやすくなります。いい状態とはいえないですよね。


前回の衆院選挙では、自民党は無党派、すなわち何者でもない者を根こそぎかっさらいました。小泉は非常に上手くやったわけです。無党派をうっすらと保守の色に染めてしまったのです。はっきり言って、このままでは「憲法9条」も危ないですね。しかし、私は若い人たちに言いたいことがあります。


保守なんていうのは、死にかけのじじいが最後に行き着く場所だぜ。人生をもっとがつがつやろうよ、ぎりぎりまで。



株であまりがつがつやってはダメですよ。すぐ死んでしまいますから。