Actの秘密22 香草カラーとヘナ | 岩手県盛岡市美容室 HairRoom Act (ヘアールームアクト) macchuの語り部屋

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なんでもノンジャンルで更新しています。笑

さて。
散々このネタを引っ張ってきたんですが
ヒマが出来たので。。。爆



香草カラーヘナ


ウチではこの二つの「草」を使っています。




誤解を招くこともあるかもしれませんが
香草カラーとヘナは別モノです。(・ω・)/!





香草カラー
漢方生薬が配合されている粉末を混ぜ合わせて作った他に類を見ない、染毛を 化学、スキャルプケアを漢方・ハーブに。化学と自然を合体させ、しっかり染毛、超低刺激で ...髪に優しいカラーです。色持ちは約1~2ヶ月。髪質改善とクリニック効果の高いカラー剤です。
主成分を13種類のハーブや漢方薬を使用し、色素を従来のヘアカラーに使われる顔料を使う事で、植物成分主体のトリートメントヘアカラー退色した毛先や白髪をナチュラルに染める・・・・


ヘナ
エジプト、インド、北アフリカなどの乾燥した水はけのよい丘陵に育つ、ミソハギ科の高さ3メートルから6メートルほどの常緑低木。白またはピンク系の花、長さ2センチ幅1センチほどの楕円形の葉をつける。
葉を乾燥させ粉にしたものを水などで溶いたものが、古くから髪・眉・爪・手足などの染色やペイントに使用されている。染料となるのはローソンという赤色(オレンジ色)色素で、そのローソンがタンパク質に絡み付く習性を持っているために、人間の頭髪や皮膚に色が付く。その歴史は、記録に残っている限りでは先史時代にまで遡り、クレオパトラもヘンナで爪などを染めて、現代で言うマニキュア代わりとして使用していたという。染色用途以外にも、豊かな髪を作る(頭皮を健康に保ち髪の毛を保護する)フケや頭皮のかゆみを予防する手足などの皮膚の薄い繊細な場所を保護する紫外線を予防する便秘が治る更年期障害やPMSを緩和する・・・・

(ウィキ等より引用)





はい。
小難しいですね。(;´▽`A``爆



どちらも、従来のヘアカラーとは
ちょっと違うメカニズムで染色します。




一番の違いというのは
本来のヘアカラーに基本的に用いる
過酸化水素水というものを使わないんです。



本来のヘアカラー
基本的に1剤2剤と言うのがあって
それらを混ぜ合わせることで酸化重合して発色します。
ここで言う1剤が、ヘアカラーの色味や明るさを作る薬剤
2剤は、1剤を反応させるためのオキシドールです。
(厳密に言うともう少し細かいんですがここではこのくらいで。爆) 


で、香草カラーヘナ
基本的にお水(お湯)で溶きます。
香草カラーもヘナも基本的には「草」です。
染めるメカニズムとしては
布などを染める感じに近いんでしょうかね。
(これも厳密に言うともう少し細かいんですがざっくりとこんな感じで。爆)




「草」「水」なので
染める際に髪の毛にかかる負担は
基本的にありません。



まぁ、香草カラーに関しては
過酸化水素水を使用して使用するケースもありますが
ウチではやらないです。(;^_^A







で、ここからはウチの考え方です。
気に入らない方はスルーでお願いします。爆





香草カラー
には。。。


わずかですが化学成分が入っています

それによって染まる色なども
ある程度はコントロールできます。

漢方やハーブの効果
髪の毛にハリ、コシ、ツヤが与えられます。

その結果と持続はそこらのトリートメントより
わかりやすいと思います。

ウチでは基本的には白髪染めとして使います。
トーンダウンにも使いますが
そこまでこだわった色合いには出来ません。

白髪染めとしては黒褐色~茶色までは
ある程度しっかり染めれます。






ヘナは。。。
ウチのヘナは宮崎の草仙人さんが仕入れている
hana hennaという本当にただの「草」なので
染まる色はオレンジです。(混じり気のない純粋なヘナ)

ブラウン系にするにはインディゴという
ブルー系に染まる草を混ぜます。

ヘナとインディゴの配合比率を変えることで
そのブラウン加減を調整して
白髪染めとして使うことが出来ます。

ただし、染めてから後日に濃く発色します
それが気になる方にはおススメできません。







香草カラーヘナ共通して言えることは。。。



地毛を明るくすることはできません。(・ω・)/

明るくするにはアルカリが必要なんだよね~( ̄_ ̄ i)




ですが、本来のヘアカラーと違って
髪に与えるダメージはありません。



でも、地毛を明るくは出来ないよってことですよ。(;^_^A







香草カラー

・髪にダメージを与えることなく
 白髪をある程度しっかり染めたいという方
・毛先のトーンを落ち着かせたい方。
(色味にそこまでこだわりのない方)

香草カラーの方が
見た目に見えるツヤ感ははっきりします。(°∀°)b






ヘナ
・髪にダメージを与えることも無く
 白髪はぼかすぐらいでいいという方。
ダメージを少しずつでも修繕していきたい方。
・何気に明るい既染毛に使うと色味が締まります。

ヘナの方が
ダメージの修復には確実な作用を出してくれます。(°∀°)b
なので、ウチではトリートメントのポジションにあります。







と、文章だけで長々と書いてきましたが。。。

「痛まないヘアカラー」というものには
本来こう言ったデメリットがあるんですよ。。。( ̄_ ̄ i)

明るくするヘアカラーには
髪の毛の状態に必ず引き算が入ります。



広告なんかでも、いろんなキャッチコピーがありますね。
そこで判断するのはお客様側ですが・・・・


それに対して我々理美容師側も
自店のヘアカラーがどういったものなのかを
表面上だけではなくちゃんと理解していないといけません。




一番怖いのは、理美容師側が
「このヘアカラーは痛みません♪」とホントに思いこんで
明るいヘアカラーをガンガンやっちゃうこと。。。(ノ゚ο゚)ノ


その手触りや質感は、ただ単に
いろんな成分でダメージにフタをしてるだけだって。( ̄_ ̄ i)
いずれは取れていくものです。爆





それがちゃんと理解している理美容師さんたち
きっとすでにアプローチの仕方も違うと思います。

そういう時代になってきている気がしますよ。( ̄∀ ̄)





久々の長い文章に疲れました。笑

よろしくどーぞー♪



気が向いたらこちらもどーぞ。
(参照↓)

自然派主義 天然(オーガニック)思考





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ぜひご覧になってください。m(_ _ )m
http://ameblo.jp/magachamura/entry-10907552212.html 

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