エディトリアルデザイナーのデザイン解説 -3ページ目

ヒップホップはようやく認められた

日本のオルタナティヴロックを解説している
『NU SENSATIONS』を中心に、
ポップカルチャーを紹介しています。


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インディーズブームの頃の音楽の話です。


カトウ「この『NU SENSATIONS』には
    漫画家の岡崎京子とかがライブハウスに来て
    コーラスのオーディションを受けていたとか
    したことが書いてあります。

    時代を感じるような、
    昔はネットがなかったので、
    実際足を運んで経験するということを
    していたんだわけです。

    ライブハウスとかが盛り上がったんだと思います。

    さっきの『NHKにようこそ』で思い出すんですけど(笑)。」


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マツダ「『NHKにようこそ』って良く知らないな。」


カトウ「原作は小説なんですけど、
    ひきこもる理由は
    NHKがときどきやるアニメのできがいいので、
    NHKが引きこもりが量産しているんじゃないかと(笑)。

    「N・H・K」の略が「日本・ひきこもり・協会」
    ということなんです(笑)。」


マツダ「あ~、なんか聞いたことがあるな(笑)。」


ヒップホップが流行ったていうのは、
いつ頃なんですか?


マツダ「世に知れ渡ったのがスチャダラパーの
    『今夜はブギーバック』という曲です。
    これも川勝さんがカラオケでも唄える曲を
    作りたいと言ったことがきっかけで
    できた曲です。」


あれは何年頃?


マツダ「あれは、僕が中学から高校の頃だったので、
    95年か96年だったでしょうか。

    次に『だよね』という曲が出てきました。

    当時J-POPと言われるものがあり、
    もっとアンダーグラウンドな活動をしている人が
    たくさんいたんです。

    その人たちよりもスチャダラパーが日の目を浴びて
    悔しい思いをしたんだと思うんですけど、
    「アンチJラップ」と言っていました。

    活動していて一番最初にガッとメディアに出てきたのが
    YOU THE ROCKという人だったり、Zeebraです。


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    Dragon Ashが一緒にZeebraと
    ヒップホップの曲を創り出してから
    世の中がヒップホップ的なものも

    「おしゃれでかっこいいじゃん」

    と認めて出しました。


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    でもやっぱりその流れが違うという話もありました。
    メディア受けしようとするラップも出てきちゃったんです。

    最近になってようやく市民権を得た感じですね。

(つづく)

いろんなところでいろんな人がつながっている

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カトウ「Wiki参照で恐縮なんですけど、

    「サエキけんぞうたちとゲンスブール・ナイトを行う」

    というのがあります。」


マツダ「カトウくんはゲンスブールとか知っているの?」


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カトウ「ぜんぜん知らないです。」


マツダ「僕も知らないけど、
    おしゃれというか原宿系というか、
    そういった人たちには人気があるみたい。

    ロシアあたりの人かな。

    ゲンスブール・ナイトという
    女の人がわんさか来るというイベントがあるんです。」


カトウ「その中のイベントをやったうちのひとりの
    サエキけんぞうという人がいるんですけど、


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    この人は、「パール兄弟」っていう
    今ではメンバーひとりになってしましたが、
    ユニットをやっています。


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    インディーズブームに乗っかって出てきたひとりです。

    サエキけんぞうって、今でも作詞家としていろんなところに
    出ているんですけど、最近はアニソンが多いんです。

    大槻ケンヂとも若干絡んだりしています。


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    今の年代の人だと、
    その逆にサエキけんぞうは知っているけど
    パール兄弟は知らないという人も多いかもしれません。

    昔バンドやっていたとか、
    本当に詳しい人はわかるのでしょうけど、
    普通の人から見たら
    アニメとかの作詞をやっているわけ分からない人
    みたいな印象しかないと思います。


    今、筋肉少女帯の大槻ケンヂが『特撮』という
    バンドをやっているんです。


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    大槻ケンヂもアニソンが割と好きで、
    特撮のメンバーのひとりもアニソン系を作っています。
    その人は作曲家なんですけど。


    『NHKにようこそ』という小説を書いた
    滝本竜彦という人もこちら寄りの人です。


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    ただ、この人はすごい引きこもりで、
    ナゴムが好きなんです。

    たまたまツテがあって
    『NHKにようこそ』のアニメを作る際に


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    大槻ケンヂにオファーを出して
    曲を提供してもらうようになったそうです。

    いろんなところでいろんな人がつながっているんだな
    ということです。

(つづく)

スチャダラパーの立役者

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マツダ「でも、本当にすごい一時期スチャダラパーは
    恐い感じのヒップホップの人たちにけなされる
    というかdisられていました。


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    それがニューヨークから帰ってきた「BUDDHA BLAND」
    という今まで日本語ラップと一線を画すレベルの人たちが
    スチャダラパーのライブを観たときに、


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    「あの人たちのライブはすごい」
    「ぜんぜん声が枯れない」
    「全部何言っているのが聞き取れる」

    というのを聞いて、
    それまでスチャダラパーをけなしていたラッパーが

    「あ、そうなんだ」

    と言って認め出しました。

    今ではスチャダラパーは
    ボキャブラリーもあるし、ユーモアもある
    第一線を行く日本語のラッパーとして
    認知されるようになったんです。


    すたれていないという意味でも
    そこに目を付けた川勝さんというのは
    やはりすごいと思います。


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    一時期の流行ごとではなく、
    長く世に広まって行くものであろうというのを
    キャッチする能力っていうのは
    ずば抜けていたんでしょう。


    一時期Wikipediaの中に
    1989年スチャダラパーに初めてメディアに紹介
    って書いてあるんですけど、
    1、2年前にこの一文が抜けていたらしいんです。


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    それを誰か足してください、
    とラジオで言っていたらしいんです。

    それで足したのが僕の友達なんですよね(笑)。」

(つづく)