メジャーレーベルの隠れたメリット | エディトリアルデザイナーのデザイン解説

メジャーレーベルの隠れたメリット

日本のオルタナティヴロックを解説している
『NU SENSATIONS』を中心に、
ポップカルチャーを紹介しています。


$月間150雑誌のデザインをする社長が贈る世界一わかりやすい雑誌ブログ-NU表紙


インディーズかメジャーのどちらが良いか
という話題になってきています。


インディーズじゃないインディーズもあるの?


マツダ「プロダクションに入っていない
    インディーズの人たちもいると思うんです。

    独自でフライヤーを配ったりして。
    フライヤーを作ったり配ってくれるプロダクションに
    入っているインディーズの人たちもいます。」


大槻ケンヂは、インディーズなんですか?


$月間150雑誌のデザインをする社長が贈る世界一わかりやすい雑誌ブログ-オオツキ


カトウ「一応インディーズでした。」


「でした」?
もうメジャーになったと?


カトウ「メジャーに行っちゃったので。」


でも、大槻ケンヂっていうと
そんなに詳しくないんだけど、
歌で知っているわけではないんですよ。

そういう人ってたまにいるよね。


マツダ「それはオーラとか歌がうまいとかじゃなくて、
    大槻が多芸というキャラでメディアに出ていたから
    ということですね。」


なるほど。


カトウ「大槻ケンヂのWikipediaを見ると
    いろいろ面白いことが書いてあります(笑)。」


ヒットした曲とかあるのかも知らないし。


マツダ「ないと思いますよ。」


でも、一応メジャーで曲を出しているんだね。

今はどうしているの?


カトウ「今でも出しています。」


出しているんだ。
インディーズに戻った方がいいんじゃない?(笑)。


マツダ「ところが、メジャー契約すると、
    曲を出しても出さなくても
    毎月給料をもらえるんです。


そうなの!!


マツダ「逆にそれでダメになったラッパーもいるんです。
    働かなくても曲を出さなくてもお金をもらえるから
    アル中になってしまったり。」


でも、それって契約打ち切りもあるわけでしょう?



マツダ「あります。

    そうなんですけど、曲を出さなくても
    30万とかもらえるんだったら
    作らなくていいじゃんということで、
    昼間から酒を飲んでダメになっていくんです。

    メジャーに行くと自分がやりたい曲を
    作れないんですよ。

    売れ線の曲とかレーベルの筋に合った感じのを
    作らないといけないので、

    「やっぱりオレ、インディーズに戻るわ」

    という人が結構います。

(つづく)