北九州市役所が発行しているオシャレなフリーペーパー『雲のうえ』 | エディトリアルデザイナーのデザイン解説

北九州市役所が発行しているオシャレなフリーペーパー『雲のうえ』

オシャレなフリーペーパー『雲のうえ』が行政が発行しているという
話題で盛り上がっています。


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たけし「行政っていうのは、
    北九州の市役所だったりするのですか?」


石本「そうです。

   市役所が編集者っぽい役割をするのですが、
   編集には一切関わらなくて、
   デザイナーさんがやりたいようにやっている感じです。」


たけし「すごくいいじゃないですか。」


湯浅「文字は市役所の人が考えるのですか?」


石本「いや、デザイナーさん側にひとり編集者がいて、
   その人が書いているようです。

   九州っぽい絵を描いている彫刻家のイラストレーターさんと、
   確か『ku:nel』の編集の人だった人と『ku:nel』のデザインを
   やっている有山達也さんという3人が一緒にやっています。」


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湯浅「すごいカッコイイですね。」


石本「これを起点に『BRUTUS』が特集を組んだりしたそうです。


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   中身は北九州についてなのですが、
   全国いろんな古本屋さんに置いてあったりしています。

   都内だと青山ブックセンターにあったり、
   高田馬場でも古本屋さんにも置いてありました。

   販売しているわけではなく、
   自由に持って行って良い形で置いてあります。

   かなり部数が出ているらしくて、
   バックナンバーも残り少なくなっているそうです。」


湯浅「面白いですね、これ。

   広告は思いっきり少ないですし。」


たけし「こういうのいいですね。

    僕らもこういうの作りたいです。」


湯浅「手作り感があります。」


石本「市役所は一切口を出して来ないというのも
   それはそれですごいなと思います。」


たけし「役所がそういやって理解してくれているのは
    本気ですごいです。」


石本「よく調べてみないと分かりませんが、
   他のところではこういう風に
   市役所が絡んでいるのって
   デザイナーさんを雇わないと思うんですよね。」


たけし「そうですね。
    Wordとかでやっちゃっているデザインですよね。」


石本「テイスト的には『ku:nel』っぽいものになっています。」


たけし「こういうのがあったんですね。

    先に知っておきたかったです(笑)。」


湯浅「これは本当に面白いです。」

(つづく)