走るというライフスタイル『CORNER』 | エディトリアルデザイナーのデザイン解説

走るというライフスタイル『CORNER』

ミヤハラ「今回は『CORNER』です。


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     これもランニング雑誌です。
     非常に珍しい形なんですけど。

     株式会社エスプレという会社から発行されています。

     写真集のように海外で撮影されたりしていて、
     とてもオシャレなんです。
     海外のランニング事情なんかも載っています。


     ランニング雑誌なんですけど、
     ランニングに限らずライフスタイル全体が
     紹介されていて、
     普段何をやっているのかということを
     載せているんです。


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     マガジンハウスさんがよくやりそうな、
     写真の雰囲気とか、Q&Aとか、ジョギングの仕方という
     初歩的なノウハウものとは正反対ですね。

     でも、これを見ていると格好いいから、
     「こういう生き方があるんだ」
     ということを思えるんです。


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     そういう風に思えてくると、
     ジョギングって面倒臭そうな印象ですけど、
     この雑誌を見ているとすごくかっこ良いものなんだと
     思えてくるわけです。

     こういう雑誌が出てくるというのはすごいなと思いました。

     「体力なんてつけなくていいから」
     と思ったとしても、この本を見ていたら、
     「ちょっと走ってみたい」と思えるわけです。
     モチベーションになるわけです。」


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走るって、行為自体は単純じゃないですか。

たとえば、サッカーをワールドカップ観ていると、
すごいドリブルでつないでシュートを打っていると、
「サッカー、やってみたいな」と思うわけです。

ところが、マラソン中継で
Qちゃんがごぼう抜きしているのをやっていたとしても、
「うわっ、俺もマラソンやりたい!」
とはなかなか思えないですから、
モチベーションを高めるのは難しいですよね。


ミヤハラ「これはライフスタイルとして別角度から
     ジョギングを切り取っているんです。


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     スポーツを真っ正面からとらえているんではなく、
     人のライフスタイルを映し出しているので、
     ジョギングがすごく魅力的なものに見えてくるのです。

     これはうまい作り方だなと思います。」

(つづく)