情報誌の電子版が普及しない理由 | エディトリアルデザイナーのデザイン解説

情報誌の電子版が普及しない理由

YOU「『DIME』よりも、むしろこちらの『MonoMax』の方が、
   どちらかというと僕は頻繁に買っています。


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   『GoodsPress』を一番多く買っているのですが、
   『MonoMax』も近いノリがあります。


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   デザイン的には『smart』に近いです。
   この年代に割と入りやすいようになっています。」


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この『DIME』って何月号?


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YOU「これは3月号ですね。

   『MonoMax』は完全にモノの紹介です。
   毎回会社で使うモノが多いのですけど、
   30前後でモノといったら
   カバンとか時計とかクツとかカメラぐらいでしょうか。

   昔はクルマとか結構入っていたのですけれど、 
   最近はこういう雑誌でクルマは見なくなりました。

   後は小物ですね。
   財布とか。

   生活にすごく必要なアイテムというよりは、
   遊び心があるようなモノを中心に紹介しています。

   ファッション雑誌と言えなくもないです。


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   こちらは幅広い情報があるのですが、
   広く浅く掲載されているという感じです。
   何かに特化しているわけではありません。

   『家電批評』のようなものに比べたら、
   デザインもファッション誌寄りと言えます。


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   見ていて飽きないぐらいの1ページごとの
   テンションの違いというのがあります。
   作るのはこちらの方が大変なんだと思います。」


『DIME』の電子版があるのですが、
特別この商品からリンクでメーカーのサイトに飛ぶとか
商品を購入できるという仕掛けは一切ないですね。

単純にPDF化されたやつが見られる状態になっているんです。

どうしても違和感アリアリだよね。
いくら安いとは言っても、不便だし。

もうちょっと商品の情報が詳しく載っていても
良いような気もするんだけど、
メーカーのページに飛んでいかないとなると、
見る方は面倒くさいんじゃないかなぁ。
そんなことないんだろうか?


YOU「欲しい商品があったらすぐに
   そこで見れたら良いとは思うんですけどね。
   いろいろと契約事項が発生するのとかあるのかもしれませんが。」


契約事項ですか。
勝手に載せるわけにはいかないので、
本来だったらそこから売れれば何パーセントバックする
という流れなんでしょうけど。

そこを経由して買ったという解析をするのが手間なのかなぁ。
う~ん。

ここから入ってメーカーのホームページに飛んで、
出版社がまたサイトを持っていてそこで買うんだったら
また話は別なんだけどね。


YOU「リンク張ったりするのは手間のかかることなんでしょうかね。
   その電子版ってPDFになっているだけですか?」


そうですね。
これをお金払って買うのだったら、
やっぱり実物の本の方が良い気がするんだけどね。

情報誌の電子版は、特にその辺が普及しない理由のひとつなのかなあ。

(つづく)