1970年代に原子力問題を取り上げた小説『原子力戦争』 | エディトリアルデザイナーのデザイン解説

1970年代に原子力問題を取り上げた小説『原子力戦争』

うどんこ山「この『原子力戦争』という本は、
      1970年代に書かれた本なんですけど。


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      これは小説ではあるんですけど、
      きちんと取材をして書いたっていうやつで、
      ドキュメントノベルみたいな扱いなんです。
      これが結局福島原発に関しても書いてある本なんです。

      この本自体は2011年6月に重版されました。
      昔出ていたやつがあったので、
      その地震の後原発が云々ってことになったんで、
      それでまたこの本がフューチャーされて
      登場したというわけなんです。

      この『原子力戦争』は福島の原発事故で
      放射能漏れが起きて、
      それを隠蔽しているという話を
      言ったらアレなんで言えないんですけど(笑)。


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      で、実はこの本は昔映画化されていたんです。
      映画化されていて、
      DVDも最近新しく出るっていう話があります。
      もう出たのかな?」


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うどんこ山「東電と地元の住民とのやりとり
      みたいなものがあるんですけど。」


それを隠蔽しているという小説になっているの?


うどんこ山「放射能漏れが起こっていて、
      一応小説なんでサスペンスみたいなノリで
      書かれているんです。

      殺人事件が起きちゃうんです。
      それを調べていくうちに原子力にたどり着く、
      みたいな話なんです。

      調べたところ、これが当時の表紙なんです。


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この表紙は何?


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うどんこ山「これは最近撮ったんじゃないかな。」


ロバ「これは爆発する前ですよね?」


うどんこ山「そうですね。
      これを書いていたときは、
      そんなこと分からなかったわけでしょうけど。」


「恐るべき田原総一郎」っていうことですよね。


うどんこ山「結構朝生でも原子力について
      やっていたりするんですけど、
      結局朝生ぐらいでしかできないんです。
      マスコミではなかなか軋轢なんかがあったりするので、
      使えないんです。

      この人は結構そういうところを
      つっこんでやってくれるので、
      僕は見ていてすごく楽しいんです。

      この本、今高いんです。(3,000円 2012年2月1日現在)
      古本扱いなので、結構な値段がしているんです。」


復刻版のはいくら?


うどんこ山「これは860円ですね。
      電子書籍で売っているんです。
      そだと700円ちょっとです。」


これはおすすめですか?


うどんこ山「そうですね。
      最近読むと、かなりのリアリティがあって読めると思います。