村崎百郎という人 | エディトリアルデザイナーのデザイン解説

村崎百郎という人

うどんこ山「『電波系』で根本さんと対談しているこの村崎さんというのは、
      結構言葉が荒いのです。
      この人が書いた『鬼畜のススメ』というのも結構売れました。


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      この本はゴミを拾うということをずっとやっていた話です。」


ミヤハラ「いい人ですね。」


うどんこ山「いや、ゴミ拾いといっても、
      むしろ「ゴミを漁る」と言った方が正確です。
      夜ゴミ捨て場に捨ててあるゴミを開けてお宝を探すということを
      実践していくやり方などが書かれている本です。

      本当、これを読んだら普通にゴミを捨てられなくなりますよ。
      僕も書類を捨てるときはシュレッダーを
      かけるようになりましたから。

      女性はさらに恐いと思います。
      ゴミの中を全部見られていることが分かるので。

      妄想で書いているところがあるのかもしれませんが。
      ゴミの中から出てきた情報を集めて勝手に妄想で
      人妻と何かやっちゃうとか。


      実はこの村崎さんは、実際に2010年に殺されちゃったのです。
      7月ぐらいだったと思います。


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      読者が家に来てナイフで刺されて殺されてしまいました。
      その読者は村崎さんが本に書いていたことを実践して
      ひどい目にあったようです。
      それが犯行の理由だったみたいです。

      村崎さんと同棲していた漫画家がいるのですが、
      その人はまだ生きています。
      当時は結構ニュースになっていました。

      犯人は住所を2ちゃんねるで調べたそうです。
      通院歴があるような人だったようです。


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うどんこ山「この『社会派くんがゆく!』も
      村崎さんが死ぬ前に書いたものです。」


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ミヤハラ「これは最近っぽいね?」


うどんこ山「これは結構新しいかも。2007年かな」


ミヤハラ「レイアウト的にも最近っぽい」


うどんこ山「そう。
      この表紙にある文字の詰め詰め感が、この系統の本なんです。
      この本はすごく文字を詰めて書くイメージがあります。

      唐沢俊一は「トリビアの元ネタの人」みたいに言われています。
      この人もそういったあまりよろしくない内容のことを
      書いている人だったりします。

      内容的にはすごく新しいです。
      パナウェーブのこととか書いているし。
      新しくないか(笑)


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      これは、起こった事件などを唐沢と村崎で、
      どう思うかみたいなことが書かれています。
      シリーズになっていて何冊も出ています。
      5~6冊は出ていたと思います。
      さすがに今は出ていませんけど。
      その一年を振り返るという感じで年に一回出ていました。」


ミヤハラ「『今年の漢字』みたいなものですね。
     一年の締めくくりみたいに。」


うどんこ山「これは結構マイルドなので、ぜんぜん読める本だと思います。
      読んでいて面白いです。
      「中島らも逮捕か?」と書いてあります(笑)」


ミヤハラ「そういうのは面白いですね。
     たぶん最初の『鬼畜のススメ』は
     普通の人には分からないと思います。」


うどんこ山「本当、たまに読んでいると、
      「これ分かる!」という部分が出てくるんですよ。
      そこに共感してしまうところが
      ちょっとイヤなんですけど(笑)。」
(つづく)