ふっと和みたいときは絵本雑誌『MOE』で一休み
巨泉「夏に公開された『コクリコ坂』なんかも、
なんとなく自分ではわかるけれど、
人に上手く説明ができない。
人と話すときに初めて「どうなんだ?」というところも
出てくると思うんですけど、
声優さんの話とか、音楽を作った人とかの作り手の声を
知ることができると、見方とかも変わってくると思うんです。
だから、オススメです。(笑)」
巨泉「『コクリコ坂』は前の『ゲド戦記』や
『仮り暮らしのアリエッティ』より良かったですね。」
え、『アリエッティ』も五郎さんだっけ?
巨泉「違いますね。『アリエッティ』は駿さんのほうですね。」
カザマ「タイトルに『の』が入るのが駿さんの作品です。」
ん? そうなの?
(一同)「『となりのトトロ』『崖の上のポニョ』『風の谷のナウシカ』
『天空の城ラピュタ』・・・
へえええ。知らなかった。
カザマ「『となりの山田君』も駿さんですよね。
後、『千と千尋の神隠し』か。」
話飛んじゃったけど、みんな、そういう話題も結構好きってことだよね。
『MOE』はそういう大人心をくすぐる雑誌ってことだ。
巨泉「後、『MOE』は昔のいい作品も紹介するんですよ。
だから、日々の中で時間はどんどん前に進んでしまいますけど、
そうした中で、普段は触れられないものなんかに
ふっと出会うことができます。
そういうのがいいですね。例えば『泣いた赤おに』とか。」
ユウ「『泣いた赤おに』?」
カザマ「知らないんですか?(笑)」
ユウ「えっ?」
巨泉「結構有名な絵本ですよ!」
(笑)
巨泉「ちなみにこの『MOE』を出している白泉社ですけど、
今、ここから出ている一般向け雑誌は『MOE』と
『小説花丸』というBL雑誌になります。
他は『YOUNG AMIMAL(ヤングアニマル)』や
『花とゆめ』『LaLa』というコミックスですね!」
BLってBOYS LOVEだよね?
う~ん。そっちも別の意味で深いなあ。(笑)
(つづき)