YouTubeからの警告メールについて | 温泉旅館「まふゆん」

温泉旅館「まふゆん」

まふゆん(柊真冬)の趣味満載雑記。信長の野望Online、車、ゲーム、音楽、旅行、アクアリウム、温泉などなど日常的な事主体に扱ってます♪

はい、皆様、ちょーX∞お久しぶりのまふゆんでござい。

巷に溢れているYouTubeの警告メールに関して。
これ、間違った情報が流れていて、それが実際にまかり通っているのが現状です。
というわけで、この警告メールについて「なんで来るのか?」「どうすればいいのか?」「そもそも日本語がわからない!」といった点で話を進めようと思います。

ちなみに、なんでこんなん書くかと言うと、コンテンツ持ちとして仕事でYouTubeに絡んでいるんでサポート代わりにでもならんかなーという程度です。

■そもそも、この警告メールなんでくるんよ?

これはアップロードした動画内にYouTubeが管理している音楽および動画情報の一部が利用されているのが確認されると、自動でアップロード主にメールが配信される仕組みです。
この精度、巷では高いとか言う方もいらっしゃいますが、実際はむちゃくちゃ精度悪いです。

例えば、自身でコピって演奏すると大分ひっかからないです。
ただ、世にはライブを撮影した映像なんかがあると思いますが、
これ、裏でCDをかけてたりすると余裕でひっかかります。そのまんまなので。

要は、原盤権者への保護を優先している風潮のある判断なんです。
そのまんまの物は大丈夫ですか?といった感じでメールがくるんです。

■メールキタよ!!どうすりゃいいのよ!!!

さて、届いたメールをよーく確認してください。
実はこれ、日本語が難解なんですが、【著作権違反を訴えているものではありません】。
いいですか?大事なんで2回言いますが、【著作権違反を訴えているものではありません】。

正確には、YouTubeに権利所有者として登録されている楽曲が動画内に入っているので、広告表示させてください。
といった内容となっています。
なので、広告表示すりゃあ何の問題もありません。
コンテンツホルダーとしては広告表示してもらいたいんですけどね。

■広告表示したくないYO!

んもう、諦めてその楽曲を使わないのがベストだと思います。

■だって自分の楽曲だもんYO!!

あー、これですね。一番問題なのは。
というか、そもそもYouTubeの所有者管理システムで問題点が無いわけじゃないんです。

■YouTube管理システムの日本での問題

さて、この管理システム全国で管理が生きるように出来ます。
コンテンツホルダーとしては、海外で勝手に使われたとしても広告表示させてアーティストへ広告料金を分配出来るんで使い道はあるんですが、問題が多々あります。

▼権利者が所有者登録するわけではありません。

聞いて「?」マークが頭に飛ぶ方が多いと思いますが、実際権利者が登録はしていません。
登録しているのは、原盤権者もしくはアグリゲーターもしくはコンテンツ配信使用許諾者です。
つまり、権利を行使して作り上げた物に対する所有者が登録する仕組みなんです。

レーベルであれば、ISRCがあればほぼ登録します。
アグリゲーターは配信を頼まれれば登録します。
コンテンツホルダーは別途契約と化して登録します。

というわけで、人によっては権利者の意向とは別に事が進行する場合があります。
あんまり、好ましくはないですよね。。。

▼所有者は一人でなくてはならない。

ここがYouTubeの管理システムで厄介なポイントです。
この記事は2012/10/9に書いていますが、現状このため
早い者勝ちな状況が生まれています。

例えば、同じ音源を別のCDでリリースする場合ありますよね?
著作権者はアーティストですが、原盤権者が複数いる場合。
この場合、原盤権者間で所有権が重複しますとYouTubeの特別な管理ページで表示されます。
で、どちらかが、権利を譲らない限り、最初に登録した人が権利者になります。
つまり、著作権者のいない所で権利のやり取りが存在するのです。

そしてマネタイズ(広告収入)は最初に登録した原盤権者にいき、
そこからアーティストへ分配されます。

レーベルと権利者間のレートはまちまちなため、
分配レートの低い所有者から延々と分配されることもありえます。

そして厄介なのは、レーベルとアグリゲーターがぶつかった場合。
もぅ、見るも無残なんで書きませんが、所有者に関しても色々と問題があるんです。

▼一致する精度

頭の動画の一致とも話が繋がるんですが、別の楽曲であっても一部が競合する場合が存在します。
例えば、同じフリーのサンプリングCDを使用してそのトラックSEだけをイントロで使用した楽曲が世の中に2つ存在した場合。
イントロのSEだけ同じで曲終わりまでまったく別の曲であっても同じ曲として競合になります。
で、所有者は1人なので、新しく作った方は、別の曲であってもYouTube上では権利が認められず、広告のマネタイズを受けることが出来なくなります。

■問題点も多いが権利者としては嬉しいことも

途中で書いていますが、勝手に楽曲が使用された場合でも、幾ばくか回収できるシステムは非常に強力です。
これはうまく活用すべきだと思うんですが、まわりの融通がきかないポイントは改善して欲しい限りです。

■結局権利側の話じゃないか!!!

そうですね、アハハ。
なんだかんだで、個人のHPでフリーの音源を使用していても、後に所有者登録されると、こういったメールが来るんで、広告表示してあげてアーティストへ分配してあげてね!ってのが言いたかったんですよ。


んーーーーまとめてないで、時間に追われながら書いちゃったから適当!!www
時間あるときに、ちゃんと書き直しますね。。。。汗