本当はちゃんと説得したかった
私の母はアルツハイマー型認知症です。
一人暮らしが難しくなった母を引き取り、
夫や子どもと暮らしていましたが・・・
母が救急搬送され入院、
退院後は老健へ入所し、
介護の状況も変化しつつあります。
母を最終的に特養に入れることに決め
申し込みを済ませてありますが、
もちろん母はそのことを知りません。
今回、病院を退院後に老健に入所するのも
私が勝手に決めたことです。
本当は、正直に現状を話して
私が限界にあることも話して
ちゃんと母を説得してから
入所を決めたかった。
できることなら
ちゃんと本人に納得してもらって
入所してほしかった。
しかし、認知症の母を相手にして
それは無理な相談です。
自宅での介護が難しくなってきたと
今の母に告げたらどうなるか。
「じゃあ私、家に帰って一人で暮らすわ!」
となるのです。
(それも若干うれしそうに)
母は自分が介護されてると思ってないし
いまだに一人で暮らせると信じている。
同居することが私の負担になるなら
私が帰ればいいことでしょ!というわけです。
そう言われてしまうと
もうどうにも説明ができません。
「だってオムツが」と言ってしまえば
「じゃあ今日からオムツやめるわ!」となる。
そもそも、自分は本当は誰の手も借りずに
一人で生活できると信じています。
そんな人を相手に説得するのは不可能です。
だから、ごまかすような形で
「まだ体調が不安定だから」
「ここならお医者さんと看護師さんがいるから」
と言葉を濁して老健に入所させています。
それが一番スムーズにいく方法なので
仕方がないのですが、
本当ならちゃんと説得したかったな、と
たまに思うのです。
昔から話は通じにくい人でしたが、
今は、こちらの話はほぼ理解してもらえない。
残念です。