1/35陸自1/2tトラック制作日誌2~足まわりの制作 | 行雲流水

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自由人まふの日々の記録

今日から実作業に入りますが、その前にこの車両について簡単な説明をしておきましょう。


1/2tトラックはジープタイプの73式小型トラックの後継車として開発され、1996年に調達が開始されました。


新型装備ではなく73式小型トラックを排出ガス規制に対応させた改良型との位置付けから当初は『新73式小型トラック』と呼ばれましたが、実際は諸事情により制式化されていないため2001年納入分から『1/2tトラック』に名称変更されています。


製造は三菱自動車工業で、車体は同社のパジェロショートタイプをベースにフレーム後部を延長し、後車軸にはリーフ式サスペンションを採用しています。


開発ベースであるパジェロの部品を流用しているためシガーライターや灰皿、エアコンまで搭載されており、PKO参加時にはエアコン装備が他国の兵士に羨まれたとの話もあります。


これらのことから従来の車両に比べるとどうしても民間車寄りに見え、部隊内ではそのまま「パジェロ」の通称で呼ばれているそうです。


それでは作業に入ります。


まずは足まわりから。


フレームに排気管、デフ、サスペンションなどを取り付けます。


模型人まふのぶろぐ

模型人まふのぶろぐ


排気管、ミッションケース、センターデフはシルバー、他はセミグロスブラックで塗装しました。


模型人まふのぶろぐ


今日はここまでです。


さて、前回の最後に触れたパーツの精度についてはどうだったのでしょう?


結論から言えばお世辞にも良好とは言い難いものでした。


大きな部品はそれほど目立ちませんが、小さなパーツに「面に歪みがある」「エッジ部分にめくれがある」など成形上の不備があるものが目立ちます。


そのためそれらを平滑にしなければならず、さらにはエッジが甘い部分もいくつかあるのでそれも併せてきちんと面を出すという手間がかかります。


こういった作業は国内有名メーカーの製品にはほとんど必要なく、そういう点でこのキットはプラモデル(インジェクションキット)というよりはむしろガレージキットに近い印象を受けました。


さらにパーツとランナーを繋ぐゲートが太かったり、またその太いゲートがパーツの薄い部分に付いていたりと国内メーカーのキットではあまり考えられない無神経な?設計となっています・・。


今週も有難うございました♪

また来週お会いしましょう (^-^)/



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