タイヤ部の工作はホイールにゴム製のタイヤをはめ込むだけですが、ここでもネックとなるのはホイールの色です。
イラク派遣仕様車を作るのであれば説明書の指定通りでよいのですが今回は国内仕様車として制作しているのでホイールもそちらで塗装する必要があります。
実車写真を見ると車体色の2色迷彩と同じ色で塗られている車両もありますが大半が黒で塗装されています。
これはどちらが正しいのでしょうか?
あくまで推測の域を出ませんが、おそらくは2色塗り分けが正式であり、配属先において整備や補修等何らかの理由で黒に塗り替えられているものと思われます。
2色のホイールが付いた車両は観閲行進や展示車両の写真のみで、部隊で稼働中の車両の写真にはほとんど見られないことがそう考える理由なのですが、もしかするとそういった原因ではなく単に納品時期によって違っているのかもしれません。
つまりどちらで塗装しても間違いではないので特定の車両を作るのでなければ好みで塗装すればよいということですね。
僕は部隊で活躍中の車両が作りたいのでホイールは黒としました。
次はライトをいじりましょう。
ヘッドライトとテールランプはクリアパーツとなっています。
テールランプはクリアレッドとクリアオレンジでストップランプとウインカー部を塗装しました。
これらのライト類は裏面をシルバーで塗るよう指示があります。
今回塗装するかわりにアルミシールを貼ってみましたが素材が金属なので塗料より輝きがあり良い効果が得られました。
バックミラーにも使ってみたところ、さすがに鏡面にはならなかったものの塗装よりははるかに実感が出たと思います。
軽装甲機動車には発煙弾発射機を搭載したものや装備積載用ラックを車体後方に装備したものなどいくつかのタイプが存在しますが、今回の制作ではそれらの付いていないフラットなタイプで通信用アンテナを左後方に1本のみ装備した車両としました。
そのため右中央のパーツはアンテナを切り取り、取り付け部分の角度を変えて開口することでアンテナ基部のみとしました。
当然ながら国内では演習などの場合を除き機関銃は搭載していないので、ルーフハッチの機関銃用防盾は裏面の機関銃搭載用ステーを切り取り、取り外した状態としました。
次回はいよいよ車体の塗装に入ります。
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