「さっきテレビを点けてみるとなにやら緊迫した報道映像がどのチャンネルでも放送されていました。
今日午後2時46分に起きた三陸沖を震源とする地震関連の報道です。」
これは2011年3月11日に僕が書いた記事の書き出しです。
あの日から今日でちょうど1年が経ちました。
この1年被災地の方々はもちろん日本中の皆が復興に向けて力を合わせてきました。
けれど未だ行方不明者は3000人余りを数え、瓦礫の撤去や原発事故処理など問題は山積しています。
そのうえ最近は風評被害に苦しむ被災地の方々の話も時折耳にします。
まだ何も終わってはいないのです。
1年前のあの出来事を風化させてはなりません。
1年目の節目を迎えるにあたり改めて犠牲者のご冥福を祈ると共に、もう一度「絆」の意味を自らに問いたいと思います。