近年のガンプラは接着せずに組み立てられる仕様になっているため部品構成がよく考えられており、組み立てた時に接合線がほとんど出ない設計となっていますが、デザインの関係上やむを得ずそれが出てしまう場合があります。
この1/144シナンジュもそういった部分が何ヶ所かあるのですが、中でもとくに目立つのが肩アーマーです。
ここは上部が別パーツとなっているため前後中央部に継ぎ目が出てしまいます。
回り道になりますがあまりに目立つので塗装の前にここも処理しておくことにしました。
とはいえここで何日も足踏みしたくないのでいつものパテ処理ではなく瞬間接着剤を使います。
この方法だとパテに比べて硬化が早いため、ものの数時間で作業を完了させることが出来るのです。
継ぎ目に瞬間接着剤を充てんし、硬化後に整形します。
下の画像は整形後です。
接合部が黒いラインとなって見えますが継ぎ目は消えています。
これでようやく塗装に入れます。
機体色を塗装する前にまず光の透過を防止するための下地塗装をします。
下地は一般的に機体色が暗い場合はグレー、明るい場合はホワイトを使いますが、赤の場合はもっと適した色があるのです。
それはピンク。
グレーを使うとくすんだような暗い赤となりホワイトを使うと浅い色味となってしまいますが、ピンクを下地にした場合は鮮やかで深みのあるいい発色が得られます。
カーモデルのフェラーリレッドもこの方法で塗装するといいようです。
後はめ加工していないので思った通り関節部分のマスキングが大変でした(@_@)
下地のピンク塗装完了です。






