日本のHOBBY事情 | 行雲流水

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自由人まふの日々の記録

最近ガレージキット制作において困っている事があります。それはメーカーがキットの製造販売をやめてしまっていることに起因するのですが、それにはキットが発売されないこと以上に深刻な問題が内包されているのです。


たとえばキットならイベント限定品や中古品など手に入れる方法はあります。問題なのはそのキットを固定するベース!ベースがない!!困っているのはこれなんです。これまでは専用のアクリルベースなどがいくつかのメーカーから発売されていたのですが、それがいつのまにかなくなりつつあるのです。


製造中止の告知こそありませんがメーカーのサイトを始めオンラインショップなどでももう1年以上長期品切れになっていて事実上製造していないのは明白です。キットを製造してないんだから関連商品を作ったってしかたないということなのでしょうが、こういう企業の体質は日本のHOBBY文化に少なからず影響を与えていると思うのです。


つまり・・流行れば猫も杓子もそればっか。売れてるうちにどんどん売って、流行りが終わればスパッと切り捨てる。


そういう売り方をするから日本には趣味が根付かないんですよ!!!


思い出してください!何年か前にあったトレカブームを。当時はいろんなメーカーからアニメを始めゲームや映画関連のトレカがこれでもかというほど発売されました。僕の住む田舎でさえカードショップなんてものが出来たほどの大ブレイクでした。


ところがどうです?今トレカって手に入ります?遊戯王や三国志大戦などのゲーム用カードを除けばわずかにサッカーなどのカードが売られているに過ぎませんよね。都会にはまだあるでしょうけど地元のカードショップなんざとうの昔になくなってしまいましたしね。


欧米ではトレーディングカードは歴史のある立派な趣味です。でも日本では一過性の流行に過ぎませんでした。これはガレキにも言えることで完成品が売れ始めたらどこもこぞって完成品ばっか作って・・僕にはガレキメーカー自らがガレキブームにとどめを刺したと思えて仕方ありません。企業は利益を上げなければ成り立たないのはわかりますが、今さえよければそれでいいというやりかた」はあまりにも短絡的過ぎないでしょうか?


売れる間だけ作って売れなくなったらさっさと切り捨ててすぐに他のアイテムに乗り換えるんだからこれでは続くはずがありません。完成品しかり食玩しかり・・。


そう言えば某大手ガレキメーカーがスケールモデル、それもプラモデルに目を付けたみたいですね。これまでずっと肩身の狭い思いをしてきたスケールモデルにね・・あははは・・。


そんなに方向性を模索するくらいならもっと自分たちが築いたものを大事にすればよかったのにね!


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