演歌の花道Ⅲ・・・
演歌に興味は無くても、歌に興味がある人ならばその名を知らない方・・・『石川さゆり』さんです。『天城越え』・『能登半島』・『津軽海峡冬景色』・・・取った歌謡賞の数は多数ありますね。力強い歌声と情感溢れるこの歌声は天賦の才と言えるでしょう。ではその中からこの曲を・・・夫婦善哉/石川さゆり浮草ぐらしと あなたが笑う肩に舞うよな 路地しぐれなにもなくても こころは錦ついてゆきます....夫婦善哉あなたの背中が 道しるべ他人(ひと)には見えない 亭主(おとこ)の値打ち惚れたおんなにゃ よく見える寒い夜には 相合い酒で憂き世七坂....夫婦善哉今日も可愛い 馬鹿になるないないづくしも 才覚ひとつ辛抱がまんの 花が咲く旅は道づれ 夫婦(めおと)は情けなにがあっても....夫婦善哉笑顔千両で 生きてゆく艶のある歌声と立ち振る舞いは、幼い頃の私の目にもとても魅力的に映ったものでした。私生活では必ずしも順風満帆とは行っていない事も芸能ニュースなどでも拝見する事がありました。でも、何か一つ道を定めた人の強さと言うものはこの方を見ていると強く感じます。最近は夫婦の縁や繋がりというものがとても希薄になっていますね。2007年に施行される法律にあわせて、離婚が更に増えるのではないかと言う危惧もあります。しかし・・・如何なものでしょうか・・・。他人と付き合っていく以上、全てが互いの思うままとは行かない筈です。我慢はお互いなのです。それが余りにも忘れられている気がしてなりません。昔、『わがまま』『甲斐性』などと言うのは男に付く冠で勝手な男、耐える女・・というのが演歌などでも歌われる一つのテーマでした。今は男も女も勝手し放題。性別に拠らず真っ当に生きる人が馬鹿を見る今の世の中の風潮・・・。この歌は女性が惚れた男性に対して歌う歌です。でもこれは男性からも女性に歌っても良いくらい、歌詞を辿っても分かるようにいい詞です。『袖擦り合うも他生の縁』という言葉があります。ただ何となく袖と袖とをすり合う些細な人との縁も「他生の縁」によって起こっているのです。良い出会い。悪い出会い。それぞれあるが、どちらでも無駄ではなく私に新しいものを教えてくれる。こんな意味のある、良い言葉の通りにもう一度『縁』についてこの歌と併せて考えたいものですね。※写真は公式HPより拝借いたしました。