今週は早く帰れることが多くて戸惑いつつ体にはありがたいので感謝感謝・・・なのですが精神的には低調気味でいまいち仕事に身が入ってないような気がしています。

さて、そんな中myYahooを見たときに最新の文庫のランキングが目に留まりました。何とあの絵本でなじみのあった『ちびくろサンボ』が3位にランキングされていました。数年前に異常な感性に取り付かれた某親子の活動から端を発し発売禁止になった物語です。それがランキングに入っていたのですから驚きはひとしおでした。

最近の自粛というか自己修正は異常と言って良いでしょう。海がない地方もあるのだからと小学校の音楽で『うみ』を歌わなくなった。その代わりにポップスが幅を利かせる。情操の不安定な子供が出来る大きな要素に映るのは私だけでしょうか?あの歌は海への憧憬を込めてあるすばらしい歌です。それを訳の分からない理由で削除するとは言語道断です。今はどうか知る由はありませんが一時期運動会で順位をつけないとかいう事があったようですが、あきれます。学生時分に競争を極力避けさせられた子供がいきなり社会の生き馬の目を抜くような競争原理の中に放り出されると言うのが如何に恐ろしい事か分かっているのでしょうか・・・。

で、問題の『ちびくろサンボ』ですが自主規制の名の下に黒人という存在を如何表現するかという事を突き詰めた結果、差別にあたるとの判断から抹消されてしまった物語です。でも普通の感性を持った人がこの物語を読んで一体どこに差別があるのかと思ってしまいます。あの物語の素晴らしい所は力弱いものが知恵を使って強いものをやっつけるという痛快さと深読みすれば虐げられている黒人が力の強いもの=白人を倒すというテーゼがあるように私には感じられます。トラがバターになるのですから黄色人種と喩えられなくも無いですが^^;。当時私はこの記事を見て『日本は大丈夫か???』と本気で心配になったものでしたがこうして復活したのは喜ばしい事です。今度書店に行ったら手にしてみようかなと思います。

政府が活字離れした国民に『もっと活字に馴染みましょう』みたいなキャンペーンをやるそうですが下らない本ばかりが氾濫しているのでは無意味であるばかりか害ですらあります。『ちびくろサンボ』のような素晴らしい作品を準備してこそ初めて有効であると私は信じます。