ドイツで暮らしてもうすぐ2年になります。
私が、ドイツらしくなった?笑 というかドイツの暮らしから最も影響を受けたことは、やはり
「散歩 spazieren gehen 」
家から歩いてすぐのところに大きな公園があって、
その公園を一回りすると1時間ほど。
散歩にはもってこいなんです。
暖かくなってからは、
散歩する人、
ランニングする人、
自転車に乗る人、
それぞれがゆるやかにすれ違う公園の散歩道。
みなさん思い思いにゆったりした時間を楽しんでいました。
今年の3月中旬は、サクラが早くも満開🌸
モクレンも元気に花を咲かせていました
街の方へも歩くことはできるのですが、
私が公園を選ぶ理由の一つは
犬が幸せそうだから
公園の中に広〜い野原があって、
そこでは、犬をリード無しで放ち、
走らせたり、遊ばせたりできるのです。
私は、散歩しながら横目で犬を探して、
「あのハスキー、めっちゃ走ってる!
カッコイイわー」
「あの柴わんこ、芝生にゴロゴロころがって、
リラックスしてるなぁ」
などと、遠くから犬を愛でています
飼い主にとっても、この広い公園は、
犬と心置きなく散歩したり遊んだりできる
とってもありがたい場所なのだろうと思います。
人気の公園なので、公園近くの路地には、
遠くから来たのか、車がたくさん駐車されています。
私が公園から出たときも、車の荷物スペースに乗ったワンちゃんと目が合った
乗せられてスーッとお家に帰って行きました。
本当に、犬が幸せそう
飼うには最高の環境なのではと思います。
そして、なんといっても、
\ドイツの犬は賢い/
\よくしつけられている!/
無駄吠え しません。
リード 引っ張りません。
スーパーの前でお留守番 静かに待っています。
レストラン 飼い主の足もとやテーブルの下で静かに待ちます。食べ物を欲しがりません。
バス、電車 人間の子どもより静かで大人しい。
本当に、びっくりするくらいお利口さんな犬が多いんです。
たまに、キャンキャン吠えている小型犬がいて、
「珍しく吠えてる犬がいる!!」
と思って飼い主を見ると、日本人だったりして笑
なんだか複雑な気持ちになりました
逆に、ドイツの飼い主が完璧かというとそうでもなく、
普通に人がよく歩く歩道に、ワンちゃんの💩が落ちていることも多くて、、、
あやうく踏みそうになることも
街によっては罰金があるらしいのですが、
飼い主のモラルの問題でしょうね。。
それはさておき、
どうしてこんなに犬が躾けられているのかというと、その1つに、ドイツには
「犬の学校」
があるからだと思います。
ドイツ語では、Hundeschule フンデシューレ。
ネット検索すれば、どの街にもすぐ見つかります。
犬を飼うには、まず飼い主がここで飼い方、しつけ、法律、マナーを学び、犬の社会性を育てなければならないそうです。
犬だけでなく、飼い主もしっかり学び、家族にも伝えることで、犬を家族の一員として責任をもって育てるということですね。
どんなことを習っているのか気になったので、近くのHundeschuleのHPを検索してみると、
基本的な訓練の中に、以下のような項目がありました。(Google で自動翻訳された内容です。)
公共交通機関での旅行
レストランへの訪問
エレベーターに乗ります
歩行者天国
ショップを訪問する
他の犬と会う
ひもにつないでゆるく歩く
さまざまな表面、階段、グリッドに対応
通りを横切る
これだけ見ても、飼い主が自力でしつけるには労力がとてもかかり、大変なように思えます。
でも、しっかりと犬を訓練して、大事に育てて、
社会性をもって幸せに生きられるように、飼い主も一緒に努力することは素晴らしいと思いました。
ペット税もあるようですし、ペットを飼うにも少なくないお金がかかります。
また、ドイツではペットショップでは犬は売っておらず、飼いたいならブリーダーか動物保護施設を通すそうです。
私も、犬をいつか飼うなら、絶対にペットショップでだけは買わないと決めています。
商売目的に動物を売買することへ加担したくないからです。
殺処分なんて、ドイツではもってのほか。
動物の安楽死ですら、獣医師や専門家、訓練士などが慎重に検討して判断するそうです。
人と同じように、犬が大切にされているドイツ。
きっと他の動物たちもそうですね。
うちの近所のドイツ人、みんな動物にやさしいんです
隣のお家、ウサギを飼っているけど、
庭で放し飼いにしたり小屋にいれたり、
毎日のびのびと過ごさせてもらっています。
いつも野菜の葉っぱとか芝生とか食べてて、
すごく幸せそうに暮らしています。
他にも、近所のお家のパパさん、
秋の終わりの寒くなる頃に、玄関下に迷い込んできたハリネズミの🦔赤ちゃんを見つけて、
死なないように食べ物をあげたり、壁を作ってあげたりと世話をされていました。
優しい
これは目に見えて目立つ個人の行動かもしれないけど、
公園のたくさんの飼い犬を見ても、
自然の中にいる野鳥や小動物を見ても、
それとなく感じる、
人と動物が共に幸せでいたいと思う気持ち。
そんな国なんだなぁ。
と、
散歩をしながら思ったのでした。
最後まで読んでいただきありがとうございます。