叔母のの病気との関わりが増えそうなので、
少し記録しておこうと思います
乳がんの話でもないし、
あんまり明るい話しではないので、
苦手な方は回れ右してくださいね。
叔母は腎癌です。
腎臓の癌は罹患率が少なく、
男女ともにガン患者全体の2%だとか。
少し調べたところ、
同じがんでも乳がんとは
かなり性質が異なるみたいですね。
特にここが違う↓
腎癌にはいわゆる抗ガン剤は効かない。
そのため、薬物による治療は、免疫療法、
分子標的治療薬が中心になります。
外科的治療は、ロボット手術の普及により
侵襲の少ない手術が出来るようになってきたようです。(腫瘍径が小さければ…)
残念ですが、
叔母は早期ではありません。
脚のむくみ(服の上から左右差がわかるほどの)がきっかけで癌がみつかりました。
右の腎臓は癌細胞でみたされ、
さらに腫瘍が下大静脈を伝って伸び、
先端は心臓に入り込んでいます。
リンパ節転移、遠隔転移はありません。
入院中の病院で「スーテント」を投薬したけど腫瘍は小さくならず…
「ボトリエント」に変更して様子を見ています。
手術は人工心肺を使う手術となります。
先日、この手術が出来る都内の病院に
車椅子の叔母と、叔母の友人(元彼らしい)と
相談に行って来ました。
そう、
叔母は生涯未婚のおひとりさま。
父と叔父ががキーパーソンになるけど
群馬在住なので、
私が代理を務める機会も多いのかも。
相談に行った病院は、
腎臓がんの手術件数が都内で
もっとも多い大学病院の分院。
泌尿器科のK先生、めっちゃ忙しそう
しかも、何か怒ってる? ?
と思ったら…
前回叔父が1人で紹介状持って相談に行き、
とにかく早く手術をしてくれーって
詰め寄ったらしい
あーーあ、今回は私で良かったよ
簡単に手術と言っても、
「リスク」と「ベネフィット」があり
それをキチンと理解してもらった上で、
本人の意思を確認しないと手術はできない。
リスクの高い手術なら尚更。
わかっちゃいるけど
身動きとれず他院に入院中の患者が
直接受診しないと話が進まない仕組みって
どうなの?
そして、大学病院はいつもベッド不足。
手術するかどうかはっきりしていない患者は
転院させて貰えないようです。
私の手術した病院は、
ガラガラで良かったよ
(今は混んでる)
そんなわけで、
叔母本人を連れてきました。
K先生のご説明では、
人工心肺を使う手術は、
死亡リスクが高い(5〜10%)
しかし、手術しない場合は、
1年はもたないであろう。
また、リスクをとって手術しても
腎臓がんは殆ど再発する。
(要確認:調べたら発見時の腫瘍サイズか大きいためらしい。統計データでは腫瘍サイズ7cm以上だと、発見時に転移あり16.5%、転移なく手術して3年後に転移出現43.7%)
そのため、手術後の余命は2年くらい。
あとは、ご本人がどう考えるか次第。
初めて聴く余命宣告
う〜ん、数字にすると厳しいけど
あくまで目安って事にしておく。
で、
叔母の気持ちはすでに固まってた。
叔母:
「先生、母をおくってから逝きたいので、
手術しようと思います」
言うと思ったよ。
私だったら?
やっぱり手術を選ぶかなぁ。
再発した時は、
再発癌につかえる薬があるしね。
ただ、出された数字の根拠とか、
詳しく精査して結論を出すと思う。
私から先生に 1つだけ質問。
手術を無事乗り越えた場合、(成功した場合、と言いかけてしまい、慌てて訂正しました)
術後のQOL はどう変化しますか?
先生からの回答:
手術後、家に帰れるくらいには回復する
ということでした。
さて、転院と手術に向けて、
家族みんなで支えていきます。
叔母のガン発覚はショックでしたが…
ガンに関してはある意味達観しているため
叔母といつも通りに接し、
こんな状況でも笑い話をしていられます。
この度、初めて…
乳がんを経験しておいて良かったー
と思いました。。
職場の近所の花も咲き始めました。
それでは今日はこの辺で
いつもありがとうございます。
maff