今月は残業とはしゃぎすぎで、超お疲れモードのmaffですガーン

6月16日(木)、17日(金)の2日間にかけて、「第24回の日本乳癌学会学術総会」@東京ビッグサイトに参加しました。

土曜日には無料の患者さん向けプログラムもあったのですが、そちらは都合で参加がかなわず…背伸びして本プログラムに参加ウインク


終日ハイテンションで鼻血が出そううずまき


そして、初めての学会はアウェイ感満載!
わ~みんな医療従事者っぽいよガーン(当たり前)


先輩の皆さんにアドバイスを頂いて、仕事用の硬めの服を着ていたので、上手く擬態できたと思います。アドバイスに感謝です音符

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第24回の日本乳癌学会学術総会のテーマは「真の個別化医療を求めて」


病理、手術、放射線、薬物治療、遺伝子学など、あらゆる専門分野において、個別化医療をキーワードに研究発表や公演がありました。
なかなかの熱気…。


医療が「個別化」されると何がいいかと言うと、

それぞれの癌の個性に合わせて、いちばん効果的な治療を選択できる。
つまりは、少ない治療で必要な効果が得られるってこと。

わかりやすいところで、

「顔つきが良く進展範囲の狭い非浸潤性乳管癌」

を例に挙げてみると…

かに座 手術治療の分野
手術を行わず、薬物と放射線のみの治療を行った場合、予後に影響があるか。(現ガイドラインでは生検の病理で癌の診断がつけば、切除が推奨されています)
がん細胞を可視化→取り残しなく小さく切除
手術後のイメージ可視化→インフォームドコンセントに役立てる。といった事ができないか。

かに座 放射線の分野
腫瘍部分へのピンポイント照射のみや、照射の省略など、美容面のQOL確保と根治性両立の可能性について。

かに座 病理診断の分野
予後に影響しない低リスクの非浸潤癌を見分けられるか。


といったようなことが、
様々な角度から研究されていました。


これからの治療をより良くすべく、医療従事者の方々が盛んに討論している様子を肌で感じることができた2日間でした乙女のトキメキ

また、診療ガイドラインがどの様に策定され、臨床の現場に活かされているかといったお話も興味深かった。
日本乳癌学会のガイドラインは、第三者評価機関の評価が高いのだそうです。安心ですねニコニコ

ただし、全く同じ患者はいないので、ガイドラインをどう臨床に活かすかが大切、といった事もあわせて語られていました。


だけど、中には(患者が学会に参加しているとは思わないのか)ちょっと配慮にかけるな…と言う昔ながらの悪習(患者から見たら)も垣間見えたり、
患者の事を分かって無いのでは!? と感じることも…ショボーンあせる ゴニョゴニョ


でも、参加してよかったよ乙女のトキメキ 

お高いけどね…ゲロー



初参加の感想としては、興味があるテーマの演題は内容が入りやすく、医療従事者でなくてもある程度は理解できると思いましたニコニコ

ネットニュースで見聞きした話題も多かった印象。

また、サバイバーシップ、ケアマネジメントに関するプログラムは身近な内容で分かりやすいです。こちらは看護師さんに人気ですね。


ご興味ある方、プログラム抄録は こちらで見られます ニコニコ



来年の乳がん学会は福岡で開催。
再来年は京都。
その次はまた東京。



さて、反省会です

初めての学会参加は失敗もたくさんあせる

来年以降に、本プログラムに一般・患者枠で参加する方は以下を参考にしてください。


スマホアプリを活用する

抄録の閲覧とスケジュール帳機能を装備したアプリが配布されます。使い勝手が良いのでこれを使わない手はありません。タブレットがあると超絶便利。


PC予備知識を入れておく

当然ですが、話題になった臨床試験などは知ってる前提で話が進みます。より良く理解するためには、抄録の内容をよく読んで予習をしておくべし。

また、参加するプログラムに関連する医学用語も調べておくとスムーズ。


スニーカー歩きやすい靴でいこう

東京ビッグサイトの会場はふた手に分かれていて、移動に大忙しでした。
遭遇したお友達とのんびり挨拶してる暇は皆無!

足にマメがぁ…。えーん


スーツ人気の公演は別室で中継動画を配信

会長公演などは立ち見が出ていました。
別室で中継動画が見られる場合があります。


ピザ一般患者は参加不可!のプログラムがある

旧薬事法の関係で、一般患者は協賛プログラムには参加できません。

モーニングパン、ランチョンお弁当、イブニングセミナー赤ワインチーズなど、美味しいものがもれなく付いてくるプログラム。

残念ながら、殆どが製薬会社の協賛ですえーん

また、企業の展示ブースにも立ち入ることはできません。


カラオケ以外と面白いポスター討議
討議に使うポスターは朝から貼ってあります。
チラチラ覗いてお気に入りを見つけておこう。

討議はパネルごとに一斉にスタートします。

医療機関、小グループごとの発表なので、小規模なデータでの検討になるのだけど、着眼点がそれぞれでなかなか面白いです。



そうそう、いちばん楽しみにしていた主治医 T先生のポスター討議は、ケモ中のジーラスタ投与効果についての発表でした。


先生にひとことご挨拶したかったのに…

討議をおえたら、スーツを翻して風のように消えてしまわれた 。ガガーンガーンガーンガーンガーン


学会中も日課 PC がまっているのでしょうか…

おつかれまさでした  星空







ホルモンの副作用なのか、
毎日異常に眠いの。

いつもありがとうございます流れ星
maff