公開中の映画『ディーン、君がいた瞬間』を観て来ました。
<ジェームズ・ディーン 没後60年記念作品>
アントン・コービンが、ジェームズ・ディーンと天才写真家の知られざる旅を描く
映画 『ディーン、君がいた瞬間』
1955年、アメリカ。 世界最高の写真家集団「マグナム・フォト」に所属する、若手写真家
デニス・ストックはもっと世界を驚嘆させる写真を撮らなければと焦っていました。
そんな時、彼が出会ったのは新人俳優ジェームズ・ディーン。
彼の初主演作「エデンの東」の試写会を観て、独特の存在感と演技力でかつてないスター
になることを確信し、LIFE誌に掲載するための密着撮影を持ちかけます。
ストックの想像通り、スターとなっていくジェームズ・ディーン。
その一方で自由に生きるあまり、映画界の大人たちと衝突するディーンは、息苦しさを感
じていきます。
ディーンを追いかけ、ロサンゼルス、ニューヨーク、そして彼の故郷のインディアナまで旅
するストック。
初めは心が通じなかったふたりが、旅の中で次第に互いの才能に刺激を受け合い、心を
通わせます。
今、明かされる死の直前のジェームズ・ディーンと、写真家デニス・ストックとの2週間の旅。
そして彼らの運命だけでなく、時代を変える写真が思わぬ形で誕生するのだが──。
ストックが写した本物のジェームズ・ディーンとは?
『ディーン、君がいた瞬間』
ハリウッドの伝説的スターであるジェームズ・ディーンと天才写真家
デニス・ストックの知られざる旅路の物語。
ふたりの若き天才アーティストが、運命的に出会って才能をぶつけ合い 永遠に語り
継がれる写真が撮られた裏話を描いた作品。
スクリーンの中のジェームズ・ディーンはすごくクールなのですが、実際の彼はもの
すごく繊細で、気難しい感じだったというところを描いています。
旅から7か月後、「理由なき反抗」と「ジャイアンツ」を撮って、ジェームズ・ディーンは
わずか24歳で亡くなった。
デニス・ストックは81歳まで生きた偉大な写真家。
知られざる実話の映画化作品。
ロック・写真家「コントロール」のアントン・コービンがメガホンをとり、ディーンが一番
輝いていた瞬間を、写真家ストックの視点からリアルに描き出す。
ディーン役は『アメイジング・スパイダーマン2』 のデイン・デハーン。
ストック役は『トワイライト』 シリーズのロバート・パティンソン。
<ジェームズ・ディーンを演じたデイン・デハーン>
デハーンは脚本を素晴らしいと思ったし、コービンを尊敬していたにもかかわらず、
合意するまでに長い時間がかかった。
あまりにもジェームズ・ディーンのことを好き過ぎて、オファーが来ても断っていた。
5回断って、5回目で参加を決めたという。
デハーンはとても細身だったから、肉体改造が必要だった。
(1950年代のスターはがっしりとした体格!)
デハーンは耳たぶがない。 (ディーンはあるからそれをつけた)。
つけ耳と11キロの増量で役作りをした。
<撮影の数か月前からライカを手にしたロバート・パティンソン>
パティンソンは役作りのために、製作に入る数か月前から、ストックと同じカメラでの
撮影を始めた。
「デジタルと比べてやさしさがある」と語る。
ロンドンにあるライカの事務所にもアドバイスを求めて足を運んだ。
「僕が使っていたのはストック本人の使っていたものとほぼ同型のライカM1 だ」。
原題: LIFE
製作年: 2015年
製作国: カナダ、ドイツ、オーストリア
作品情報: http://www.cinematoday.jp/movie/T0020437
公式サイト: http://dean.gaga.ne.jp/
配給: ギャガ
「LIFE誌」に掲載された有名な写真
雨のタイムズスクエアを煙草を加え、肩をすぼめて歩くジェームズ・ディーン
ジェームズ・ディーン 3つの主演作
エデンの東 (1955年)
理由なき反抗 (1955年)
ジャイアンツ (1956年)
ジェームズ・ディーン
1931年2月8日 ─ 1955年9月30日
1955年スクリーンデビュー
交通事故により24歳で死去
(わずか6ヶ月しか俳優人生を歩んでいない)
デニス・ストック
1928年 ─ 2010年1月12日
享年81
ジェームズ・ディーン & デニス・ストック
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デハーンは全くディーンに似ていないので、最初はビックリしましたが、
ディーンの訛り、動き、話し方を上手く演じるデハーンは素晴らしくて。。。
観ているうちに気にならなくなりました。
ディーンの苦悩、葛藤を演じるデハーンは美しくて魅力的です。
デイン・デハーンとロバート・パティンソンの演技が作品を支えています。
ジェームズ・ディーンの映画を改めて観たくなりました。