ゲット・バック / ドント・レット・ミー・ダウン / (1969年)    シングル  収録
  バスト・マスターズ / (1988年)  収録
  邦題「ドント・レット・ミー・ダウン」  レノン / マッカートニー  作
  ジョン・レノン作の楽曲

  リード・ヴォーカルはジョン。
  19枚目のオリジナル・シングル曲。 「ゲット・バック」のB面曲。
  
  ジョンが狂おしいほどの気持ちをヨーコに向けて歌った曲。
  ビートルズ最後のライヴ「ルーフトップ・コンサート」でも演奏された。
 

  

    The Beatles - Don't Let Me Down  (Rooftop  Concert 1969)



  ■ ドント・レット・ミー・ダウン
  
  僕を見捨てないで 失望させないでくれ
  僕を見捨てないで 失望させないでくれ
  
  今まで彼女のように愛してくれた人はいない
  あの娘は心から僕を愛してくれる
  もし彼女のように愛してくれる人がいたとしても
  やっぱり彼女にはかなわないだろう

  僕を見捨てないで 失望させないでくれ
  僕を見捨てないで 失望させないでくれ

  生まれて初めて恋をした
  この恋には終わりがないんだ
  限りなく続く永遠の恋
  過去の一切を断ち切った恋

  僕を見捨てないで 失望させないでくれ
  僕を見捨てないで 失望させないでくれ

  最初のときからとてもやさしくしてくれた
  あの娘は心から僕を思いやってくれる
  今までにこんなにやさしくされたことはなかった
  誰も彼女のようにはしてくれなかった
  
  僕を見捨てないで 失望させないでくれ
  僕を見捨てないで 失望させないでくれ

                訳 : 内田久美子



  
  1969年1月30日、昼どきのロンドン中心街に突然大音響が響き渡った。
  ビートルズが設立した会社アップルのビルの屋上でコンサートが行われたのだ。
  結果的にこれがビートルズ最後のコンサートとなった。
  ビートルズの1969年、衝撃的な幕開け───

  ビートルズがルーフトップに立った日は今にも雪が降り出しそうな空模様だった。
  数日前に決まったライブのために、 大急ぎで木材を運び、 むき出しのコンクリの上に
  敷いたり、アンプやスピーカーや録音機材、さらには何台ものカメラを屋上まで運んだ
  スタッフたちの苦労も目に浮かぶ。 しかし、 その場で演奏を目にした人たちはなんと
  幸せな人たちだろうか。  (福岡耕造)


  「いい曲だよ。 助けを求めたジョンの心の叫びだと思う。 
  ジョンとヨーコはヘロインに手を出してパラノイアになって、
  危うい状態にあった」 (ポール)



  
     THE BEATLES PAST MASTERS