ラバー・ソウル / (1965 年)      収録
 「邦題」イン・マイ・ライフ  レノン / マッカートニー  共作
 リード・ヴォーカルはジョン 
 パッキング・ヴォーカルはポールとジョージ
 リズム・ギター ジョン、ベース ポール、リード・ギター ジョージ
 ピアノ ジョージ・マーティン、ドラムス リンゴ







 ■ イン・マイ・ライフ

 生涯忘れ得ぬいくつかの場所がある
 もはや当時の面影を留めない場所や
 良くも悪くも永遠に変わらない場所
 今はもうない場所や 昔のままに残る場所

 かつて そうしたいろんな場所で
 恋人や友達といっしょに時を過ごした
 今は亡き人 元気でいる人
 みんな僕がこの人生で愛した人たちだ

 けれど 今までのどんな友だちも恋人も
 君にはとてもかなわない
 君との新しい愛を思うとき
 過去の思い出はみな色あせていく

 僕に関わった人々や僕に起こった出来事を
 懐かしむ気持ちはいつまでも変わらない
 時おり思い出しては追憶に耽ることだろう
 でも今 この人生で僕が何よりも愛するのは君

                  訳 : 内田久美子
   


 
 イントロのギター・フレーズからしてノスタルジックで感傷的なムードが漂う名曲。
 ジョンが若き日の思い出を歌にしようと考えて書き始めた。
 自分の代表曲のひとつに挙げ、「人生を歌った最初の曲」とコメントしている。
 ジョンは「メンローヴ・アヴェニューの家からバス通学していたころを思い出して」
 この曲を書いた。
 
 この曲について、ジョンとポールはそれぞれ、「我こそが作曲者」と主張している。
 ジョンの曲を自分のだと、記憶力のいいポールが言い張るわけがない。 という点も含めて、
 作詞=ジョン、作曲=ポールの珍しい共作というのが見解。

 いずれにしてもイントロのジョージのギターや間奏のジョージ・マーティンのピアノ、リンゴの
 ドラムも素晴らしい。 
 ビートルズのライブでは一度も演奏されたことはない。
 ジョンの伝記映画「イマジン/ジョン・レノン」ではエンディングに使われた。
 (藤本邦彦)



   JOHNNY CASH - IN MY LIFE
   American IV : The Man Comes Around / (2002年)  収録




      In My Life - Johnny Cash  2002  


  
            RUBBER SOUL

  
    AMERICAN IV : THE MAN COMES AROUND