ビートルズ・フォー・セール / (1964年)      収録
 邦題「アイル・フォロー・ザ・サン」  レノン  /  マッカートニー  作
 ポール・マッカートニー作の楽曲
 ポールが16歳の時にリヴァプールの自宅で書いた曲

 リードヴォーカルはポール。
 ジョンがコーラスをつけている。
 リンゴは自分の膝を叩いて演奏している。


 




 ■  アイル・フォロー・ザ・サン

 ある日君は 僕がいなくなったことに気づくだろう
 明日は雨になるかもしれない
 だから 僕は太陽を追っていく

 いつの日か君は 僕の存在の大きさを知るだろう
 明日は雨になるかもしれない
 だから 僕は太陽を追っていく

 そろそろ潮時だ
 いとしい人 僕は行くよ
 友達をひとり失うことになるけれど
 いつか君もわかってくれる

 ある日君は 僕がもういないことに気づくだろう
 明日は雨になるかもしれない
 だから 僕は太陽を追っていく

 明日は雨になるかもしれない
 だから 僕は太陽を追っていく

 そろそろ潮時だ
 いとしい人 僕は行くよ
 友達をひとり失うことになるけれど
 いつか君もわかってくれる

 ある日君は 僕がもういないことに気づくだろう
 明日は雨になるかもしれない
 だから 僕は太陽を追っていく

                  訳 : 内田久美子




 16歳のときに自宅でこの曲を書いたと回想している。 
 インフルエンザで寝込んでいたポールはレースのカーテン越しに外を眺めながらこの曲を書
 いた。 ポールは10代のころのライブでもこの曲を演奏していたという。

 日曜セッションの録音。 ポールはリハーサル時のドラム入り演奏が気に入らず、リンゴにド
 ラムでなく膝を叩かせた。 これがアコースティックギターと軽やかに溶け合った。

 ドラムはおろかベースやエレキギターまで排除した翌年の「イエスタデイ」の、パイロット版的
 な作業だ。  (鳥居一希)




       The Quarrymen - 1957 - 1960    Album : The Quarrymen At Home



  
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