泉重千代さんってご存知ですか?
1865年(慶応元年)奄美群島徳之島生まれ。1976年に日本最長老になり、1979年にはギネスブックで長寿世界一と認定。1986年(昭和61年)に120歳で亡くなりましたが、男性としては長寿世界一とされていました。後に年齢の信憑性を疑われ、2010年版のギネスブックで公認が取り消され、専門家の間では105歳が通説となっているそうです。
しかし、私の中ではいまだに長寿と言えばこの人のことが浮かんでしまいます。
酒もタバコも嗜むという人でしたが、「長寿の秘訣は?」との質問に「酒と女」、「好きな女性のタイプは?」に対しては「年上の女」と答えたというエピソードは、作り話だとしても面白くて強く印象に残っています。
高齢化時代を迎えた今では100歳を超えて元気な人は珍しくありませんが、当時は珍しい存在でした。天寿を全うしたというに相応しい人物だと私は思っています。
夜中に目が覚めて眠れなくなることがありますよね。実は今の私がそうなんです。現在、4月24日(火)の午前3時半を過ぎたところです。
先日、京都祇園の暴走事故(というか事件ですね)があったばかりの同じ京都府の亀岡市で、昨日の朝、集団登校中の小学生ら10人の列に無免許の少年が運転する軽自動車が突っ込んだという悲惨な事件のことが頭に浮かび眠れなくなってしまったのです。
眠るのを諦めてブログを書こうと思い立ったのですが、無情にも、「Amebaサービス全体にて定期メンテナンス実施中」でした。仕方なくワードに原稿を書いて準備しておいて、メンテ終了の8時過ぎにアップしようと考えて書き進めています。
今回の事故(事件)では児童の母親(26)と2年生の女児(7)の2人が死亡。母親は妊娠7か月で、おなかの子も助からなかった。このほか、児童2人が意識不明の重体、6人が重軽傷ということですが、何とも悔しくて悲しい出来事でした。
最新の情報では、夜中に車で走り回った挙句の居眠り運転が原因だということで、余計に怒りを覚えます。
今回の被害者は10名と報じられていますが、犠牲者となった2名の他、亡くなった母親の胎内に宿っていた7ヶ月の胎児も含めると犠牲者は3名。被害者は11名とすべきでしょう。
胎児の父親である男性がインタビューに答える姿が痛々しかった。愛する妻を、そして、誕生を心待ちにしていた我が子を見ることもなく突然奪われてしまった悲しみと怒りは想像するに余りがあります。
「何の非もない妻やおなかの赤ちゃんが殺され、加害者は名前も報道されない。腹立たしいの一言」と語り、救急車で病院に運ばれる間、「足が痛い」と叫ぶ妻に「がんばれ」と励まし続けたが、病院に着いた時には意識がなくなっていた。病室で妻に「今までありがとう」と声をかけたという男性の話を聞くと、もうたまらなくなりました。目の奥が痛くなりテレビの画面が滲んでしまいました。生まれて来るはずだった赤ちゃんは女の子だったそうですが、3姉妹の長姉となるはずだった長女も重傷。この一家を突然見舞った不幸を思うと、かけるべき言葉さえ見当たりません。
この一家の他にも重軽傷を負った小学1年生から5年生の子どもたち。そのうちの2人は意識不明の重体だということです。何としても助かってほしい。一日も早い全快を心から祈るばかりです。
先日の京都祇園の繁華街での暴走事件でも、数日前に子どもが生まれたばかりだという父親が犠牲になられました。この子は、生後数日にして父親の記憶がないままの人生を余儀なくされてしまったということになります。この父子に何の落ち度もないのに!
被害は直接だけではなく間接的に家族や知人や周囲の大勢の人々までをも巻き込んで、悲しみや苦しみはどこまでも広がっていき、いつまでも続きます。
また、明日25日には、乗客と運転士合わせて107名が犠牲となったJR福知山線の電車脱線事故から7年目を迎えます。昨日の夕方、事故当時たまたま近くに住んでいて、被害者の救出に駆け付けたという女性のことがテレビで取り上げられていました。
犠牲者となった乗客のうちの一人である、見ず知らずの女性を抱きかかえ、声をかけて励ましていたが「こんな死に方はしたくなかったと伝えてほしい」との言葉を残して、自分の手の中で息を引き取ったことがトラウマとなって、いまだに心療内科に通っておられるというようなことでした。
私が知らないところで、目に見えない心の傷を負って苦しんでいる方が大勢いらっしゃることを改めて知りました。
こんな事故・事件は2度と起きてほしくない。嬉しいことを広げるのには努力や労力が伴うことが多いのに、悲しみの輪は一瞬の出来事で広がってしまう。悔しい!!
長寿世界一で人生を終えられる方がいる一方で、事故や病気で不本意な形で人生を強制終了されてしまう方々は多いのではないかと考えると、心が痛くてたまりません。
朝刊が配達されました。現在4時半。外は暗く夜が明けるまでにはまだ時間がありそうですが、天寿を全うできなかった方々の悔しさ、無念さに思いを巡らすと、このまま眠れない朝を迎えるしかないようです。
犠牲者となった方々のご冥福を祈ります。合掌。