夕方になって雲が切れて強烈な夕日が射しましたが、冬模様の色合いが濃く春うららとは程遠い夜を迎えました。
ウォーキングに出て見かけた桜並木は三分咲きから五分咲きといったところでした。桜の木の枝先では、開いたばかりの桜の花が冷たい風に震えているように思え、こんな会話が聞こえてきそうでした。
「おいおい、咲くのがちょっと早過ぎたのかな?」
「隣の枝のつぼみちゃんのように、もう少し我慢した方が賢明だったようだね」
大阪の桜のことですから
「おいおい、咲くのんちょっと早過ぎたんちゃう?」
「ほんまや、隣の枝のつぼみはんみたいに、もうちょっと我慢しといたらよろしおましたなあ」
と、大阪弁だったかもしれませんが・・・(笑)

前にも書いたように、どちらかと言うと私は桜の季節が好きではありません。
仕事の繁忙期と重なって、花見どころではない状況が何年も続いたからです。センバツ野球だ花見だと賑やかな世間を横目に、逆に残業や休日出勤の日々を送っていました。気が付いたら花見時が去ってゴールデンウィークも終わってしまっている。だから自分とは無縁と、いつの間にか無視するようになっていたみたい。
ところが今年は何となく気になるんです。桜だから木になる、というのとは別ですよ(笑)
一昨年の夏に退職しましたから、昨春からは桜の季節をゆっくり過ごせるはずでした。
ところが、昨年のこの時期は、あることで現役時代と同じくらい、もしかしたらそれ以上の繁忙期になってしまったので、実質的には今年からゆっくり桜の季節が過ごせることになったというわけです。
それで、昨年までと違って、「つぼみふくらむ」から「開花」「三分咲き」「五分咲き」「満開」そして「桜散る」までのプロセスと自分の生活とがシンクロすることが可能になった。だから、気になるのでしょう。
こうなったら、ゆっくりでもいいから、「桜散る」の後の「葉桜」に至るまでのプロセスを楽しもうと思います。
桜だけでなくユキヤナギも満を持していることですからね。

