後輩トレーナーが主宰する「スプリンターの為のワークアウト」という合同練習会の様なものが定期的に私が代表を務めますW-GYMにて開催されており、僭越ながら私が講師としてそのイベントに携わっております。




普段は、アスリートに対する運動指導に興味がある、走りに対する理解を深めたいといったトレーナーにご参加頂いておりますが、本日は現役の大学生ロングジャンパーが参加してくれました。

現役アスリートですから仕事の片手間にちょろちょろトレーニングしている者達よりパフォーマンスが高いのは当然のことですが、一般人であろうとアスリートであろうと私の立ち位置は変わりません。

それは「パフォーマンスアップ」貢献するということ。

一般人の「パフォーマンスアップ」と言ってもピンとこない方もおられるかもしれませんが、考え方としては単純です。

立ち方、歩き方、その他日常の動き方、こういったものがパフォーマンスです。
その動きの質を高めることが「パフォーマンスアップ」です。

その動きの難易度や強度が特異的になったものがスポーツですが、土台になるのは一般人と同じ。

正しく立ち、正しく歩けるから、正しく走れ、正しく跳べ、正しく投げられ、正しく蹴られ、正しく打てるのです。




日常動作はエラーが重なれば知らぬうちに肩凝りや腰痛、膝痛などの身体的愁訴として現れます。
アスリートの怪我も、コンタクトプレーなど特殊な状況を除けば、望ましくない動きの蓄積が原因です。

動きというのはそんなに簡単に変わりません。
特に癖付いている動きを理想的な動きに変換させるには相当な努力が必要です。

私も現役時代にフォームを修正する為に色々と集中して試しましたが、1年以上の時間を要しました。

そんなことからも明らかなのが、ガムシャラに取り組むだけではあまり何も変わらないと言うことなのです。

全力で発揮されるパフォーマンスから得られる情報を的確に集約することは非常に困難なのです。

ですので、例えば扱う重量を下げたり、スピードを落としたり、動きを簡素化したりして、動きの難易度を下げることが有効と言えます。

しかし、学生アスリートには時間がありません。
毎日ガムシャラになって、重量やスピードや難易度を高めたい氣持ちは痛いほどに分かります。
私もそうでした。

ですがここで如何に落ち着いて目の前の課題に取り組めるかがパフォーマンスアップの鍵のひとつであると考えております。

勇氣を持って重量やスピードや難易度を下げて動きに集中すること。
こういった時間を作ることを私は推奨しております。

一般人のワークアウトも同じです。
目標を持って、重量やスピードや難易度を高めるべく物事に取り組むことはとても素晴らしいことです。

であるからして、勇氣を持った決断とでも言いましょうか、偶には自分の動きに集中できるワークアウトタイムを捻出すると良いでしょう。

私のパーソナルトレーニングはその辺りのワークアウトを積極的に取り入れるようにしています。

自慢ではありませんが、もちろん怪我人はゼロです。

こんなことを微力ながら伝えつつ、パーソナルトレーナー業を続けていきたいなと、帰路の電車でふと思ったのでした。