台風12号の被害に対する前田武志の決意
台風12号関連について、奈良テレビのインタビューを受けました。
その要旨を掲載致します。
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台風12号についての情報は就任直後から国交省より予測、分析を聞き、大変心配しておりました。
私の母村、十津川村をはじめ和歌山から三重まで東西に渡って、多いところでは1800mmもの雨が降るという信じられない大惨状に対し現在全力で対処しております。
今回の大雨による被害は明治22年の十津川大水害の大惨事が頭をよぎります。
被害地域の皆さま方はこれまでも多くの災害を経験され、しっかりと避難し、一致団結してを持ちこたえて下さっていただいているとは思いますが、その期待に応えるためにも迅速に活動いたします。
(前田武志は6日、7日に掛けて奈良県の被災現場に入ります)
現在心配されるのは川が土砂崩れなどでせき止められて自然のダムができあがり、それが決壊するという事態ですが、この点については国交省でも危機感を共有し、常時監視ししております。
また、流域のダムも水量を適時調整しながら、決壊などの最悪の事態の回避に努めております。
大雨も山場を越して、最悪の事態は回避されたものと予測しておりますが、現在も緊張感を以て監視しております。
なお、昨日の早朝から防衛大臣には早期対応を依頼して来たが、一川防衛大臣からも最大限の対応を行うとの御返事を頂き、素早い部隊展開をいただいています。
自衛隊の皆様への感謝と敬意を心より表します。
また、一義的な対応は県が行うのですが、国交省では3日前から警戒体制から非常事態態勢を引き、特に近畿地方整備局を中心に被災各件にテックフォース(技術指導班)を送り、被害への対応のサポートを行っております。
国交省本省からも担当官を派遣し、緊密に連携を取り合い、現地の情報を収集、分析しております。
天候が回復次第ヘリを飛ばし実態の把握に乗り出します。(※現地は雨と霧で飛行できる状況ではないとのこと)
現在、道が寸断され、被害地の皆様も大変な不安を抱えておられるはずです。
一日も早く現地入りし、現場を激励するとともに、復旧が進むよう指示いたします。
吉野郡をはじめ山間部の方々は先祖伝来、様々な事態に一致団結して頑張ってこられた方々ですが、この未曽有の大災害に対しては国をあげて対応する考えてす。
皆さん、心を一つに頑張って頂きたいと思います。
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