震災復興には生物多様性の哲学を
国土交通省都市地域整備局が5月27日(金)に大震災からの復興に向けて行った企画コンペについての、指定業者に対する業務説明会を行います。
対象となるのは以下の5業務に関する受注者です。
・東日本大震災による被災現況調査業務
・東北大震災による被災現況調査総括管理・分析業務
・東日本大震災の被災状況に対応した市街地復興パターン概略検討業務
・東日本大震災の被災状況に対応した復興手法検討業務
・東日本大震災からの市街地復興手法検討業務
これまで「美しい国づくり議連」や「COP10(生物多様性条約締結国会議)」で様々な提案、活動をされてこられた「日本生態系協会」でも南三陸町における「市街地復興パターン概略検討業務」に応募をされたそうです。
南三陸町は今回の大震災を受け、復興方針を出しました。
南三陸町には山の生態系に君臨するイヌワシが生息しています。
つまり、南三陸町は前田武志がグローブジャパン会長として(地球環境国際議員連盟)COP10で取り組んできた生物多様性がしっかりと保存されてきた地域と言えます。
南三陸町は復興基本方針の柱として「自然との共生するまちづくり」を取り上げておられます。
日本生態系協会では生物多様性の維持を前提にしたグランドデザイン作りや鎮守の杜など、これまで蓄積されてこられた「知」を復興計画の企画に注入されたとのこと。
生態系協会の企画がベストか否かは分かりませんが、前田武志も「これまでの勉強会を通して示していただいた知見は被災地の復興に欠かすことのできない視点であり、南三陸町に限らず生物多様性の思想がしっかりと反映された計画が採用されることを願っている」と申しておりました。
2年後には「ゴミ」として処理される仮設住宅。
しかし、震災地の復興が仮設住宅のような使い捨てではいけません。
前田武志はしっかりとした哲学のある復興計画が立案され、実行に移されるよう、しっかりとチェックして参ります。