住宅リフォーム大作戦<ドイツの事例をモデルに>
前原国交大臣に説明した住宅リフォーム大作戦、その中でドイツの事例を取り上げました。
その要旨を抜粋すると下記のようになります。
1)CO2削減のため、昨年22.5億ユーロ(約2500億円)もの補助金を投じて既設住宅の断熱省エネ改修を促進した。
2)その結果年間で150万戸のリフォームが行われました。
3)光熱費が大幅に削減された。但し、ドイツのエネルギー代は日本よりも高い。
4)改修工事は職人による手作業となるため全国で雇用が生まれた。
5)全国に散らばる住宅全てが対象であるので、地域経済の自立が進んだ。
6)その経済効果は投下した資本よりも格段に大きく、今後も経済対策の柱として継続的に断熱省エネ改修を進めていく。
(ドイツ フライブルク州ヴォーバン地区)
このことを教えてくれたのは一般社団法人クラブヴォーバン
の村上淳さんと早田宏徳さんです。
両名はドイツのフライブルグ州にあるヴォーバン地区の住宅に大きな影響を受け、事例の紹介を含め、日本でも広告・啓蒙活動を行っています。
その中で前田も知り合う機会を得、上記のようなドイツのことを勉強させていただく機会を戴きました。
ここにクラブヴォーバンの皆様の考える理想の家、町について まとめられたページがあります。
せっかくの機会ですので、ドイツの先鋭的な取組みを見ながら、日本にどれならば導入することができるかを考えていただければと思います。
まずは一歩一歩ですが、良いところは良いところとして少しずつでも取り入れることができればと頑張っております。