廃車はゴミなのか?否、資源である
先日来、自動車解体業のみなさまとお話をしております。
みなさまのお話の中で『ゴミ』とは『価値を失ったもの』であり、『廃車は資源である』ということが何度も出てきました。
例えば、自動車は金属の塊ですが、鉄、アルミ、金、銅、ニッケル、鉛など、多種多様な金属によって構成されています。
つまり、廃車を奇麗に解体をすれば、それは『ゴミではなく資源』となるのです。
いま、自動車リサイクル法の定めにより『廃車』は『ゴミ(産業廃棄物)』と定義されています。
そして、将来の車の廃棄作業を行うためと自動車所有者は『リサイクル料』を6500円から18500円程度負担しておいます。
しかし、そもそも『廃車』をゴミではなく『資源』として定義すればどうでしょうか?
例えば自動車を所有してもリサイクル料金は支払う必要などありません。
廃車は大切な資源として買い取ってくださるのですから。
(自動車の解体現場を回る)
世界中でエネルギーや鉱物資源の獲得競争が繰り広げられる昨今において、『資源』の定義を改めて見直さなければならないのではないでしょうか。