最近の読書。
■「リバモアの株式投資術」
1920年代の空前の株式投資ブームを代表する
トレーダー。
ワイコフの本にもよく出て来るし、
まあ、知らない人はあんましいないと思う。
この本は伝記ではなくリバモア自身が書いた。
投資家ではなく投機家。
リバモアは投機はギャンブルではなくビジネス
である、と言っている。
まあ、ビジネスには不確実性は
必ず存在するからね。
自分と全く同じだな、と思ったのは
投資家こそビッグギャンブラーであるという考え。
よく投機で失敗するとギャンブルに負けた
ように言われるけど、投資をして放置して
失敗している人の方が実ははるかに多いのだ。
なぜか長期投資に関しては成功した
話しかされないが。
投資は時間を味方につけるというけど、
時間は損失も急速に拡大させる。
もし10年放置して半値まで下がった株が買値に
戻っても時間的な機会損失は計り知れない。
長期投資にはメリットや優位性もあるが、
銘柄やタイミングの要因もかなり大きい。
もう1冊。
■「金と差別のウォール街」ヒギンズ著
ゴールドマンサックスで幹部までのぼりつめた
女性社員の告発本。※以下、ネタバレ含む。
平たく言うと彼女の仕事はヘッジファンドに
空売りをさせ続けること。ヘッジファンドが
空売りしたがる株を借りて来てヘッジファンド
に貸して手数料を取る。
最終的に会社とはうまく行かなかったようだが、
最初からGSに良心を求めるのは間違い。
ウチの妻も生き馬の目を抜くような保険の業界で
トップセールスを数十年続けているが、
まさに鉄の女。会社のことも上手に使っている。
妻や友人のN子、大企業の役員クラスも上手に
使える女たち。(笑)。
ホント、2人は僕を飽きさせないし面白い。
さて、今週はメジャーSQ週で自分は結局
持たない選択をした。
大きく下げた銘柄の小反発を拾う程度。
リバモアも言っているように、相場はいつも
張っていれば良いというわけではない。
期待値が高いとき、勝てそうなときに
大きく張れば良い。