高校生の英語の長文の授業。
江戸という都市は火事が起こる度に強くなり
発展してきた、という内容。
宵越しのカネは持たず、いざというときは
みんなで助け合って生きていた。
寛大さ、というのが江戸っ子の特徴。
もちろん年金や健康保険のような社会保障も
全くなかった。
あったのは自助と助け合いの精神。
そして江戸っ子はresilient。
ところでウチの奥さん、生粋の江戸っ子。
どんなドレスよりも法被を着て神輿を担いで
いる姿の方が全然似合ってそう。
亡くなった彼女の父親は歌舞伎界の人で
仕事場は主に浅草や日本橋。
彼も蓄財は全くダメだった。
両津勘吉のボーナス争奪戦のように
父親の給料は義理の母と奪い合いだった
らしい。(笑)。
早く使わないと父親の給料がSONYの
新製品に変わってしまう。
まあ、ウチのオヤジも上京した祖母が真っ先に
したのは親父の学生証を取り戻しに質屋へ
行くことだった。…。
アカン家庭同士で結びついた我々が
まともな夫婦になるわけがないのだ。
自分、社会保障を手厚くしたからといって
人間、あるいは社会が良くなるとは
限らない、と思っている。
江戸の社会にも学ぶべきことがたくさんある。