11/8(土)に水道橋の文京シビックホール大ホールでプロースト交響楽団の第42回定期演奏会を聴きました
指揮は冨原恭平
曲目は
バッハ(シェーンベルク編曲) 前奏曲とフーガ 変ホ長調「聖アン」
ブルックナー 交響曲第8番ハ短調(ハース版)
バッハは指揮者のストコフスキー編曲のそれとは肌合いが違いました
バッハの音楽がもつ神聖な空気感はあるものの
低音が強いストコフスキー編曲が古い大聖堂のようなのに対し
このシェーンベルク編曲は高音から低音まで均等なバランスで透明感のある作りの現代の巨大建築物のようでした
まあ新感覚でそれなりに楽しめました
休憩の後はメインのブルックナー
前半とは交代したティンパニ奏者の方が好みの
魂込める系でした
一連の音符の頭とお尻にしっかりフォーカスを決めて締めるのが良かったです
ティンパニの太鼓の配置は奏者から見て左が高く右が低い音のジャーマン(ドイツ)スタイル
フォルテから入る時の構え(準備動作)が大きくてカッコ良かったです!
ホルンのトップの方はミスが少なくニュアンス豊かでしたがホルン隊全体としては少し不安を感じました
またホルン隊の半分は右、半分はは左に分かれていて
左側の奏者は時にワーグナーチューバに持ち替えて演奏しました
ヴィイオリンは高音が特に綺麗でした
ブルックナー の交響曲第8番はコンサートでも複数回聴いてきましたが
ハープ3台体制なのはは今まで気が付きませんでした(⌒-⌒; )
残念に感じたのはホールの音
アマオケを頻繁に聴くようになった20年前にはよく来ていたホールですが今回は10数年ぶりでした
今回のコンサートではフォルテがうるく感じることが多々ありました
ホールが「がなっている」感じでした
オーケストラの音自体を大きすぎると感じることはなかったので
ホールのクオリティの問題なのかなぁ??
その後ミューザ川崎シンフォニーホールやすみだトリフォニーホールなど良い音のホールを聴き慣れている耳で改めて聴くとその差を感じてしまいますね
プログラム的な魅力が強いコンサート以外は他の音の良いホールで聞いた方がいいなと思いました