6/2'(日)にすみだトリフォニーホールでル・スコアール管弦楽団のコンサートを聴きました

毎回こだわりの選曲で楽しませてくれるこちらのオーケストラ

この日の演奏曲はすべて名作曲家による編曲、または主題活用もの


曲目は

エルガー編曲 バッハ 「幻想曲とフーガ」

ヒンデミット作曲 ウェーバーの主題による交響的変容

シェーンベルク編曲 ブラームス  ピアノ四重奏曲第1番

指揮は富平恭平


バッハの「幻想曲とフーガ」はオルガンの原曲の雰囲気のままという感じではなくエルガー色強め

要所でシンバルやティンパニが入りゴージャスなオーケストラの世界が広がっていました


ヒンデミットの「ウェーバーの主題による交響的変容」は

昔フェスタサマーミューザの新日本フィルのコンサートで初めて聴いて以来、徐々に好きになっていった曲で

心地よい緊張感とオーケストラの各パートの独立した動きが明快に表現されていて

曲の魅力をしっかりと引き出していました


後半は12音技法で知られるシェーンベルクが編曲したブラームスのピアノ四重奏曲第1番

以前にもアマオケのコンサートで2度ほど聴いたことがあって逆にそれ以外では聴いて来なかった曲で

聴くだけの人よりも演奏する人たちにとってより魅力的な曲なのかも?と思いました

曲は前半の楽章こそなるほどブラームス かなという感じですが

後半になるに従って打楽器や金額楽器の使い方がブラームス なら使わないようなところで頻繁に使われていて

どんどん派手なオーケストラ曲に変貌して行きました (⌒-⌒; )

ル・スコアール管弦楽団は高い精度で仕上げていて

ロマン派の曲のようで何かが違うこの曲の不思議な魅力を万全に伝えていました (^_^)


ル・スコアール管弦楽団の次回の演奏会は

11/4(月祝)すみだトリフォニーホールで

指揮は田部井剛

曲目は

デュティユー 「メタボール」

黛敏郎 「舞楽」

ベルリオーズ 幻想交響曲

です