月曜日は海の日でした。
新潟は梅雨空が続いていましたが、月曜日はお昼前から晴れ間がのぞき、午後は良い天気となりました。
さて、月曜日は私の地元の胎内市産業文化会館で開かれた、ソプラノリサイタルへ行ってきました。
本人の許可を得たのでプログラムの表紙。
こちらのソプラノ歌手は胎内市に在住で私もよく知っています。
何で知り合いになったかは私、腰痛持ちなのですが治療のために通っていた鍼灸院で偶然お会いして以来、音楽好きの私に色々なことを教えてくれましたし、私のお寺でもミニコンサートを開き沢山の人に歌声を聴いてもらったりしました。
三年前に今回と同じ会場でモーニングコンサートを開いた際は、県音楽コンクールに向けて最後の仕上げ場所を探していた時に、私の「やるならホールで」の一言からあれよあれよという間に開催が決まった経緯もあり、今回のリサイタルも成功となるように何も出来ませんが、影ながら応援をしていました。
さて、会場に入ると既に沢山の方が並んでいました。
開場時間を少々繰上げて何とか混雑を解消していたようです。(凄い)
それにしても地元という事で知っている方がいっぱい‼
あっちで挨拶、こっちで挨拶、という事で気が抜けません。
聞いていて感動の涙が出るところを見られたら恥ずかしいなあ~。(^^;;
なーんて考えながら席に着きました。
プログラムはこちら。
ご覧のように盛り沢山の内容です。
入ってきた時は笑顔もあり、少々余裕があるのかなあとも思いましたが、本人が言うとおり、やはり緊張していたようです。
但し、一曲二曲と歌ううちに緊張も多少ほぐれてきたのか歌声も調子が出てきたようです。
この舞台に立つまでに相当な準備と鍛錬を積み上げてきた事が手に取るようにわかるような歌の響きです。
歌声を聴いているとジーンとして来ます、、もう前半から涙が出そうになっていました。(>_<)
休憩を挟んで後半はシューベルトの歌曲など外国の曲を歌いました。
やはり素晴らしい歌声です、最後のプッチーニ作曲、歌劇「ラ・ボエーム」より私の名はミミは圧巻でした。
私のような素人がいうのもなんですが、毎回、聞く度毎に歌声に磨きがかかっているように感じます。
日々進化しているという事でしょうか。
それだけ普段見えないところでの勉強、練習しているということなのでしょう。
そしてリサイタルの日は本当にピークにもっていったのではないかと思います。
いや~、素晴らしかった、行って良かったと心から思いました。
そして、ピアノの伴奏も素晴らしかったです。
いい音色を響かせていました。
リサイタルの最後に彼女から「ありがとう」という感謝の言葉が出ていましたが、私も新潟結集が終わって、帰りのバスで「感謝の言葉しかありません」とだけ言ってあとは言葉にならなかったことを思い出していました。
人は何か大きなことを成し遂げたあとって必ずといっていいほど、自分の充足感よりも先に、お世話になった周りの人への感謝感謝の言葉が出ると私は思います。
今回のリサイタルも沢山の人の協力を仰いで開催されたものなのでしょう。
勿論、やり切った充足感も多々あったでしょうが、それよりも先に自然に感謝の言葉を発していたあの姿は見ていて清々しく、また良いなあって、本当に感動的な場面でした。
ご本人も終わって少し淋しい気もするとおっしゃっていましたが、目線は既に次のステージに向かっているようです。
このリサイタルを聞いて、またお寺に呼んでコンサートを開きたいなあと思いましたし、私も何事に対しても高いレベルで頑張ろうと心新たにしたところです。
さて、明日は新潟県書道協会展の搬入です。
書道の方は忙しくて思うような稽古と結果が出ない今日この頃ですが、心新たにした今もう一度頑張りたいです。